石の鐘の物語

石の鐘の物語

いね子の伝言

著 者

和田 登・和田 春菜(画)

ISBN

978-4-7803-0782-5 C8093

判 型

四六判

ページ数

160頁

発行年月日

2015年07月

価 格

定価(本体価格1,600円+税)

ジャンル

児童文学・子どもの本

石の鐘を守り続ける女性僧侶
その少女時代からの人生を描き、平和への想いを伝える。映画化「望郷の鐘」の姉妹編、小学校中学年以上。

「いま、世の中は平和ですか?平和ではありませんね。こうしているあいだにも、戦車や爆撃による殺し合いで、なんの罪もない子どもや老人、赤ちゃんまでもが死んでいます。そういう戦争がなくなったら、石の鐘は下げてとりかえましょう」

投稿者:女性・36歳・主婦
評価:☆☆☆☆☆
戦争の悲惨さ、戦争が終わっても消えない苦しみ、つらさをひしひしと感じた。戦争を体験したことがない私でも、本を読んでいる時は、私もその時代にタイムスリップした感覚になり、怖くなった。今、私が日々喜怒哀楽して過ごせる事は、戦後、戦争中、戦前と強くいきてこられた方々すべての人々がおられたからこそであり、日々感謝の気持ちをもっていきていきたいと思った。戦争なんてするものじゃない。

和田 登
1936年長野市に生まれる。信州大学教育学部卒。小学校に勤務の傍ら児童文学中心に書き継ぐ。早期退職後、信州大学教育学部・上田女子短大の非常勤講師を経て現在は著述に専念。信州児童文学会副会長、日本児童文学者協会評議員。

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