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『教育』2017年05月号No.856

『教育』2017年05月号 No.856

『キョウイク』2017ネン05ツキゴウ No.856

編著者
JAN
491-012835-057-3 00667
判 型
A5判
ページ数
112頁
発行年月日
2017年04月 
価 格
定価(本体価格667円+税)
ジャンル



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特集

特集1:
部活動の深い悩み
特集2:
検証・ブラックな学校

とびらのことば

部活動をめぐる苦難とこれからを考えあう
部活動でスポーツや文化活動の楽しさに出会い、生涯にわたる趣味や生きがいを得たり、そこでの仲間との交流や絆をかけがえのない学校時代の思い出とする人々は数多い。
試合や発表会までの長い努力と苦労、曲折の道程やドラマはその後の人生を支える体験として残ることもある。
一方、部活動での長時間の拘束で自由と時間を奪われ、過酷な練習と指導への服従や部内のトラブルに苦しみ、心身に回復できないほどの深い傷を負う子どもたちも少なくない。
さらに、指導する教師の苦難も深い。専門的な技量の発揮と校内外の評価にやりがいを けて部活動に熱中する教師も存在する反面、経験のない種目や望まない部活の顧問をさせられ放課後も土日も部活指導に追われて長時間過重労働に疲弊する教師たちの悲鳴も限界を超えている。
教育課程外にありながら、子どもには半ば強制的な加入が求められ、教師もほぼ義務的に顧問指導が求められてきた日本の学校部活動は、世界的にみてもきわめて特殊な存在である。学校における部活動が多くの深刻な問題を孕み、緊急の改善と対応が求められていることがようやく社会的に
注目され、文部科学省も改善に動き始めている。
教育現場での部活動の光と影を、その原点や背景も含めてリアルに明らかにしながら、部活動問題に苦悩する子どもと教師、保護者がともに問題の所在と改善への方向を考え合う素材を特集した。

編集後記

◉新年度が始まった。新しい職場、新しい学級、新たな同僚・子どもたちと出会った教師も多いだろう。今年1年どんなふうに過ごすのか、期待と不安の入りまじる季節だ。この時期にあらためて、教師の働き方と教育のあり方を考える特集を組んだ。
◉第1特集では中・高校の教育活動として無視できない部活動を取り上げた。この問題はいまや「ブラック部活動顧問」問題で話題になるほど、子どもたちの学校生活だけでなく教師の働き方を左右している。楽しさからついつい熱中してしまう部活動がいつのまにか義務となり、苦役となっていく。そして気がつけば、子どもと教師の学校生活の「大部分」となってしまい、そこから抜け出すことが難しくなっている。これを日本の学校風土・学校文化だと片づけてしまうわけにはいかない。
◉今回は、教師たちの「部活体験」を通じて、「熱中」から「過熱」、困惑と困難を生みだすメカニズムを明らかにしようとした。また、神谷、中村論文は、部活動を歴史・法規・教育実践の観点から冷静にとらえなおし、部活動の光と影、そしてその教育的な意味をとらえなおそうとした。この試みを部活動顧問として日々悩みながら取り組んでいる教師たちに読んでもらい、自らの教育実践を点検する機会にしてもらいたいと思う。
◉第2特集は、世界でもっとも長時間働いている日本の教師たちの働き方・職場環境・生活が、教育実践の質をどのように規定しているのかという観点で考えてみた。座談会を含めた諸論文が物語るものの意味を深くとらえたい。
◉二つの特集は、合わせ鏡のようなものだと思う。

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