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『教育』2018年04月号 No.867

『キョウイク』2018ネン04ガツゴウ No.867

編著者
JAN
491-012835-048-1 00667
判 型
A5判
ページ数
112頁
発行年月日
2018年03月 
価 格
定価(本体価格667円+税)
ジャンル



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特集

特集1:
学校を楽しく、おもしろく
特集2:
書いてみませんか、学級通信

とびらのことば

思い出深い学校体験を子どもたちに
今年もまた春の訪れ。それぞれの学校に、また新しい物語が始まる。
学校は出会いの場所。新しい友だち、先生、知と文化と学びの世界。
学校は新しい自分が生まれる場所。何かを知る、何かができる、何かが変わる、その可能性の広がりに希望がある。きっといいことばかりではないはずだけど、学校での体験に何より生きる楽しさがあってほしい。
映画『学校』での「学校が楽しいところであってどうしてならないのだ」という山田洋次監督の言葉を思い出す。「このごろ、不機嫌な先生が多いね」と生徒に言われたのは人事考課制度が始まり教員管理が強化された時期だった。子どもが楽しく生きられるためにはおとなが楽しく生きていなければならない。「自分が楽しくないのに、私に、自分を大切にしろなんて言わないでよ!」と叫ぶTVドラマ『職員室』(鎌田敏夫脚本)の生徒の声がいまも耳に残る。「学校スタンダード」や「学力テスト」の罪状は数知れないが、最大の罪は学校から楽しさを奪ったことだろう。
楽しさのもとには自分であることの自由と創造、誰かとともにある安心と共感があり、愚かさや失敗も笑い合えるおおらかでやわらかな場と関係が必要だ。楽しくない経験ばかり与えられた人間は他者にも楽しさを許さないという。いじめや迫害、 怠や無気力は楽しくない場所にはびこる。
楽しくない学校で育つ子どもの不幸ははかりしれない。子ども時代を楽しく過ごすことは最善の「子どもの権利」に違いない。厳しい現実のもとでも、どうすれば楽しい学校がつくれるか、みんなで考え合ってみたい。

編集後記

◉毎年のことながら、この4月号が読まれる3月は、教師にとってこの1年を振り返り、新年度に思いをはせる時期にあたる。
 4月から教師になる若い人たちは、新生活に向けて期待と不安が入り交じる落ち着かない生活を送っているのかもしれない。
◉今号の二つの特集は、子どもにも教師にも、そして親たちにとっても、楽しく集い、安心して過ごせる教室と学校にするためには何が必要なのかを、この時期にじっくり考えようということを提案してみた。
 いま学校は、岩川論文が人を「モノ」として扱うような「モノサシ」が人と人との生の触れ合いを阻んでいることを指摘し、霜村論文が「説明責任」の名のもとに教師の自由が奪われていると述べるように、残念ながら、厳しい現実のなかにある。
◉それでもなお、岩川は「人が相手を感じ相手に応えようとするとき」、そこに「あいだの温度が生まれていく」と独特の表現を用いながら、教育という営みは人と人とが繊細に心を通わせ合わなければ成立しないと訴える。これは教育にとって基本中の基本のことだといえるかもしれない。しかしそれが難しいいまだからこそ、これを本当に大切にしたい。そうすれば、高原さんや武村さんの語る経験から明らかなように、制約に囲まれ困難に思える現実も、そのすぐ隣に潜んでいる「おもしろい」ことが見つかるかもしれないからだ。
◉特集2に寄せられた文章や学級通信からは、教師が愛を込めて自分の言葉を紡ぐとき、そこに「モノサシ」では測れない、子どもと教師の、そして親たちの生の関係が立ち上がってくるのがみえてくる。

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