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『営業よりNo.127

13歳からの日米安保条約
戦後、常に政治的なトピックとなってきた日米安全保障条約。左派からは批判の対象とされ多くの関連書が刊行されています。
日米安保条約は、中学校の授業でも学習しますが、どう扱うかについて、教育現場では葛藤があります。
例えば、批判的に取り上げる場合においても、基地問題や地位協定など、日米安保条約が二次的に引き起こす問題から間接的に批判することは出来ますが、互いの安全を保障するために国同士が条約を締結する、ということは過去から現在において様々な国で行われており、日米安全保障条約を根本的に批判するのは難しいことです。

10月に刊行される弊社の13歳シリーズ第16弾『13歳からの日米安保条約』では、日米安保条約について、賛成・反対のどちらかに偏るのではなく、世界史における「戦争と同盟」の歴史的事例を通じて、この条約が持つ特質を浮き彫りします。
実は、第二次世界大戦以前は、政治体制やイデオロギーで同盟をすることも、平時に外国軍隊を受け入れるということもありませんでした。日米安全保障条約は、この点において特異な条約であることがわかります。
また条約の内容については、10条の条項ごとに政府の解釈を紹介しつつ、異なる解釈もあることを提示し、見解が分かれる背景についても解説することで、多様な現実と多様な見方を提示します。

良い悪いは別にして、日米安保条約には、国同士のイデオロギーの対立や核の傘による軍事的均衡などの大戦後特有な状況下での合理的な理由があったことは確かです。しかしその理由がこの条約締結から約70年経った現在も合理的な理由であり続けているのか?状況に変化があれば、存在そのものが問われる可能性もあるのではないか?本書ではそこを掘り下げて考えます。
日米安保条約を世界の戦争と同盟の歴史の中に位置づけて解説した本は類書がありません。
詳細な用語解説をつけ、中学以上の漢字にルビを振り、13歳から読めるようわかりやすく解説していますが、大人に読んでいただきたい本でもあります。