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『営業よりNo.103

僕たちの部活動改革
教師への過度な負担、生徒への強制や体罰など、最近マイナス面がとりあげられることの多い部活動ですが、学校教育の一環として適切に行えば、生徒の自主性や協調性を高め、学校生活を豊かなものにする活動であることは間違いなく、その研究や実践について書かれた本も増えています。
5月に刊行される『僕たちの部活動改革 部活自治・10のステップ』は、廃部を言い渡された中学男子バレー部が、部存続のために生徒たち自身で部活運営に乗り出し、課題を解決し成長していく、というフィクションの物語に、部活動実践の研究成果を組み込んで作られています。
主人公たちが繰り広げる部活物語には、役割分担の決め方、部費について、国が定めた部活ルールの活用、トレーニングメニューのつくり方と実行計画、部活指導員とのかかわり方といった様々なテーマが各章ごとに盛り込まれており、章の終わりにそれを総括する研究成果の解説が添えられています。また本文中にも脚注で解説がそえられており、今の部活で起こっていることや問題などについて理解を深めることができます。
最終章では、部活を卒業した主人公が部活動の経験を総括し、入試面接にいかす場面が描かれており、部活動にはそういう側面もあるのだな、と感心されられます。
物語は架空のものですが、その内容や実践は、著者が接してきた実例や教育現場で実際に取り組まれてきた実践に基づいています。
以前ブームになった『もしドラ』のように小説で部活動を解説する本は前例がありません。小説にすることで、保護者や学校の先生だけでなく、当事者である生徒が興味をもって読んでもらえるようになっています。
著者は、多くの部活解説書を刊行しており、本書も解説書として高いレベルにありますが、なにより「小説を書いたことがない」と言うのが信じられないほどに物語としても大変おもしろいものになっています。
著者による解説動画もございますので、ご興味のある方はぜひごらんください。