「京都から知的発信」を創業の精神に、全国の良書を送り続けてきました。「元気印の出版社」と評価されています。


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『営業よりNo.66

少子化と高齢化が同時進行している日本。2025年には、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になるといわれており、まさに人類が今まで経験したことのない超高齢化社会を迎えます。
当然、高齢化社会の問題は多くの人にとって重大な関心事であり、当事者・家族・地域・社会・行政などさまざまな切り口で本が出ています。今回は、弊社から最近出た本とこれから出る本のなかから関連書をご紹介します 

哀しみを得る 看取りの生き方レッスン
児童文学作家の村中李衣さんが母の看護から看取るまでを綴った全編書下ろしのドキュメントエッセイ『哀しみを得る 看取りの生き方レッスン』(2017年1月刊行)その体験を通して、家族関係の編み直し、そして親を看取るということについて読者に問いかけます。

地域で支える高齢期の整理収納
高齢者のQOLを、整理収納を通して高める支援を提案した実践書『地域で支える高齢期の整理収納』(2017年3月上旬刊行予定)編者である暮らしデザイン研究所は、障害者及び高齢の方への整理収納技術を用いることによる「ライフスタイルの見直し」と「ストレス軽減の啓発」に関する事業を行っている団体です。こちらでは、定期的に整理収納サポーター養成講座を行っており、本書はその研修に使用されるテキストをバージョンアップして作られており、高齢者を支える家族や訪問介護・看護の事業者にも役立つ内容となっています。

「終活」としての在宅医療
日本における在宅医療と在宅介護についての現状と実践をまとめた『“終活”としての在宅医療』(2017年3月中旬刊行予定)日本は現在8割の方が病院で亡くなっていますが、大規模アンケートなどでは、8割を超える人が「できれば自宅で死にたい」と答えています。医療に支配される生活ではなく、医療・看護・介護の地域ネットワークにより、自宅で自分らしい最後を迎える就活としての在宅医療。それをいち早く実践してきた日本の在宅ケア医療の草分け的存在である太田秀樹先生が語る在宅ケアの実践とその哲学をライターの蜂須賀裕子さんが聞き取り、まとめました。終活について考えはじめた当時者やそのご家族に読んでいただきたい本です。

リアリズムの老後
介護が必要となる前に自分自身のケアプランを作成し、老後のシミュレーションをする「終活」の本『リアリズムの老後』(2017年3月下旬刊行予定)介護保険制度の施工により、老後に受ける介護サービスを自分で選べるようになりましたが、多くの場合、ケアマネージャーが作成しているのが現状です。本書では、実際にマイケアプランを作成した7人へのインタビューと先進的なケアを行う各地の施設へのルポで構成されており、自らの老後をリアルにシミュレーションすることができます。

人は本能的に未知のものに恐れを抱きます。そういった意味でこの未曽有の高齢化社会の到来を、人は恐れていることでしょう。しかし人類は、未知を分析し、理解し、予想し、対策をたてることで、その恐怖を乗り越えてきました。それが人の知的欲求のひとつの源泉であり、出版はその一助をなすものといえるでしょう。最近の高齢化社会における出版物の増加がそれを示しているように思います。