2018年10月16日

 昨日は朝から午後まで、京都の高台寺で、般若心経をぶっ通して勉強してきた。住職さんが4人もいて、それぞれ濃いお話だった。

 いえね、秀吉の妻であるねねの寺として有名な高台寺では、来春から、アンドロイドロボットが般若心経を語るという、すごい企画がスタートするそうな。そのロボットが語る中身をつくっている住職さんたちを著者にして、あわせて本も出そうということになったのだ。なんだか大化けしそう。

 昨日までは、ロボットと般若心経と言われても、なんとなく違和感ありまくりだった。その組み合わせは耳目を驚かすだろうけど、少し変だよねという感じ。

 だけど、般若心経を語る観音菩薩って千変万化というか、そもそも33種類のものに変化できるそうだ。相手にあわせて変化して、相手の心に寄り添ってお話をされるということだ。だから、いまの時代、ロボットの姿になって世の中に姿をあらわしても、何の不思議もない。いや、AI全盛の世の中だからこそ、ロボットとして登場するのが必然というか。

 一つだけ、ロボットではおかしいと言えば、煩悩がないこと。人を煩悩から救うのが観音様の役割だが、その観音様って、一応まだ修行中ということになっていて、それは煩悩に満ちた人びとに寄り添えるためということだ。まだ自分にも煩悩があって、だから人に共感できるわけだね。でも、ロボットに煩悩がないとすると、どうやって人に寄り添うのか。

 そこに気づき、そこを考えてもらうのが、このロボットなり、本なりの意味になるのだろうね。そこを理解した人が、ロボットではなく自分が観音様になり、相手に寄り添って生きるようになろうという感じかな。

 観音って、その言葉通り、相手の出す声(音)を観ることのできる人という意味なんだって。よく考え抜かれた世界で、たくさん本も刊行されているけれど、どこに独自色を出していくのか、よおく考えなくちゃ。
 

2018年10月12日

 先日、福岡市長選挙で神谷さんを応援する演説を掲載したが、思わぬ反響があった。福岡の現地でも、自民や公明の応援を受ける強い現職と、独自路線の共産党という対決構図と思われていたが、そうでもないという雰囲気が私の演説で少しはできたと評価していただき、恐縮である。

 この問題は、私がずっと考え続けている問題でもある。政治家というのは市民運動の代表(というだけではない)という問題としてである。

 市民運動というのは(単純化してはいけないのは承知しているが)、やはり独自の理念があって、それを一直線に実現しようとするところに真骨頂がある。その全部は無理でも、一部をすぐに政治の場で実現しようとすると、政権との付き合いや妥協も必要になるから、すべてがそうだとは言わないけれども。

 でも、政治家というのは、市民運動の要求を代弁して政治の場で実現するという要素を持っているけれど、それだけではいけない。他の市民の別の要求と対立する場合はどうするのかを考えなければならないからだ。

 例えば私も参議院比例区の候補者をやったことがあるが、いろいろな場に同行してほしいという市民団体の要請がある。ほとんどは問題ないけれど、ある日、自衛隊の募集業務に反対する要請に同行してほしいと言われ、それは明白に断った。

 そういうことをやる市民運動があっても構わない。だけど政治家が同じことをしたら、「あの政党が政権をとったら自衛官の募集を停止することで、10年20年後に自衛隊員をゼロにするのだろう」ということになってしまう。自衛隊をリスペクトする国民が90%もいるもとで、そんなことをして国民の代表として選ばれるわけがない。将来、自衛隊がなくなるような世界を展望するという理想は語っても、政治家として現実に自衛隊を運用することも語らないといけないわけだ。

 そうでないと、安倍首相の左翼版でしかなくなる。「こんな人たち」と安倍さんが排除の論理に立ったように、「こんな自衛隊の人たち」を排除する政治家になるのである。

 最近、自民党がモノトーンの政党になったと言われることがある。それは事実だと考えるが、左翼も同じモノトーンだというのが国民の印象ではないか。豊かさ、幅広さを左翼が売りにするようにならないと、国民の代表ということになっていかない。せっかく安倍政権でモノトーン化が進んでいるんだとしたら、いまこそ左翼が生まれ変わる好機だと思うのだが、どうなんでしょうかね。

2018年10月11日

 本日もあまり時間がないので、チラシをアップするだけです。11月23日、このタイトルで、主催者兵庫県弁護士9条の会。弊社と市民社会フォーラムが後援です。
 私も出演します。私を除くと豪華メンバーです。
 安倍さんが臨時国会に改憲案を提出すると明言しているわけで、ちょうど大騒ぎになっている頃でしょうか。有意義な議論ができればと思います。
 本日、いまから、主催者と打ち合わせするため、神戸まで出かけます。行ってきます。

弁護士9条の会チラシ