「経済再生新戦略本部研究会」にご協力を

2017年9月25日

 経済企画庁の栄光と挫折の教訓を現代に活かす本をつくることを何回か書いてきました。そのタイトルを決めました。

 『甦れ! 経済再生の最強戦略本部──経済企画庁の栄光と挫折からその条件を探る』

 どうでしょう。ホントはこの訴えを総選挙の争点にするぐらい目立たせようと思っていました。「事務次官の反乱」と言われる流れに乗ってね。

 でも、予想外の早期解散ですからね。仕方ありません。

 ただ、それは結果として良かったかも。日本経済を再生させるって、付け焼き刃では説得力がありません。ちゃんとした準備も必要だと思うんです。

 先日の東京で、この問題をある国会議員の秘書と議論していて、フッと頭に浮かんだことがあります。それは、私には大企業に勤める友だち、先輩がたくさんいるよなということです。その協力を得られれば、経済再生新戦略本部への条件が見えてくるかもしれないなということです。

 私は一応、大企業の管理職をたくさん輩出している大学を卒業したんです。だけど、私自身は名前を出して早くから学生運動したので、そんな就職はあり得なくて、この道を選びました。

 しかし、他はみんな大企業です。いまでは笑い話になるかもしれませんが、「民主連合政府ができるときまでに管理職になっておけ」と言われて、決意を固めて入社したんですよね。脱落した友だちからは、自分の信条を外に出せないことから来るその後の苦労話を、いろいろ聞きました。

 でも、脱落した人もそうでない人も、若い頃の希望は失っていないと思うんですよ。実際、大企業を退職し、民主と共産の両方の推薦を得て市長になった人もいます。民主連合政府に大企業管理職として貢献することはできなかったけれど、その貴重な経験を日本経済の再生に活かしてもらえるのではないかなあ。そろそろ退職の人も出てくるから、「元○○重工」とか「元○○建設」とか「元○○総研」とかも含め、名前と肩書も出せるようになるでしょ。

 大企業の社員でなくてもいいです。研究者も歓迎です。でも、国民に信頼される経済政策って、やはり経済官庁にいた人とか、大企業で実際に日本経済を担ってきた人とか、そういう人の提言が必要だと思うんです。

 ということで、「経済再生新戦略本部研究会」を立ち上げます。ご協力をいただけるから、ご連絡をお待ちしております。

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