「加憲」本の7.15出版記念講演会

2018年6月11日

 以前、少しだけ書きましたが、5月、6月と「加憲」をタイトルに入れた本を連続的に出しました(1つはまだ本屋さんに置いていませんが)。その2冊合同の出版記念講演会を開催します。

 どの本かと言えば、5月のは、『憲法カフェで語ろう 9条・自衛隊・加憲』です。2年ほど前に「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」編著で出した『憲法カフェへようこそ』の第2弾ですが、今回は柳澤協二さん(元内閣官房副長官補)が著者として名前を連ねています。第1弾は憲法全般を扱っていましたが、今回は9条と安全保障が主題です。あすわかの主に関西の若手弁護士が、この1年以上にわたって柳澤さんを講師としてお招きし、合宿や学習会を繰り返しまして、そのなかから生まれた本です。

 6月の本は、『9条「加憲」案への対抗軸を探る』(著者は伊勢崎賢治、伊藤真、松竹伸幸、山尾志桜里)です。これは3月31日に日比谷で4人のシンポジウムをやったときに詳しく書いたので繰り返しませんが、憲法9条をどうするかで立場は異なるけれど安倍さんの「加憲」には反対だという4人が、それぞれ自分の対抗軸を事前に提示し、それをふまえて激論した記録です。まあ、親しい仲にも礼儀ありという言葉がありますが、親しいからこそ礼儀なしにぶつけ合ったという要素もありまして、私としてもそういう種類の議論が必要だと自覚を深めた次第です。

 で、その2つの性格の異なる本ですが、共通しているところもあります。思いつくままに列挙すると……。

 「加憲」がタイトルに入っている日本で唯一(唯二)の本だということ。前者には「自衛隊を活かす会」の代表(柳澤)が、後者には同会の呼びかけ人(伊勢崎)と事務局長(松竹)が参加していること。後者には山尾志桜里さんが参加していて、前者の第1弾にはその政策顧問の倉持麟太郎さんが参加していること。後者の伊藤真さんのことを、前者のあすわかには信頼する人が少なくないこと。以下、要項。

2つの出版記念講演会

日時:7月15日(日)14:00〜16:30 開場13:30 終了後サイン会
会場:大阪市総合学習センター第1研修室(大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階)
パネリスト 柳澤協二、伊藤真、弘川欣絵(あすわか)
コーディネーター 松竹伸幸
参加費:1000円
主催 : あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)、市民社会フォーラム、かもがわ出版
事前申し込みなしにどなたでもご参加できますが、人数把握のために事前にメールで以下のところにお申込みくださればありがたいです。civilesocietyforum@gmail.com まで

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