闘う平和主義・攻めの護憲

2014年4月23日

 「自衛隊を活かす会」(略称)。正式名称は「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」。その趣旨は、自衛隊を否定するのでもなく、国防軍や集団的自衛権に走るのでもなく、現行憲法のもとで生まれた自衛隊の可能性を探り、活かすことにあります。

 発足前から、すごく注目されています。先日、私が朝日新聞のインタビューを受けたことを紹介しましたが、今度は神奈川新聞からも取材依頼がありました。週末から東京に出張するので、そのときにということで。

 準備会合にNHKのカメラが入ったことも紹介しましたが、いま番組の準備中とかで、追加の取材依頼。本格的にインタビューしたいということで、呼びかけ人代表の柳澤協二さんはすでに何回もテレビに出始めていることもあり、3人の呼びかけ人のひとりである伊勢﨑賢治さんになりました。

 まあ、5月3日に向けて企画を考えているということもあるんでしょうけど、それだけではない。きっと、「自衛隊を活かす会」が、いまの情勢にぴったりだと思われているということではないでしょうか。

 だって、安倍さんが、従来の保守路線を踏み越えて、超右翼・超タカ派路線に踏み込んでいるわけですね。だから、日本の防衛を真剣に考えていた層とか、自衛隊の存在は当然だがこんな防衛政策では危険だと考える層が(これが国民の九割位を占めるでしょうが)、そういう路線にはついていけなくなって、まともな防衛政策、まともな自衛隊活用を待ち望んでいるのだと思います。

 この「会」の精神をあらわすキャッチフレーズのようなものも必要だと、先日の準備会合で議論になりました。守りではなく平和を闘いとる立場ですから、それにふさわしいものでなくてはなりません。そういう意味でいうと、本当は、安倍さんが言いださなければ、「積極的平和主義」だってよかったんですけどね。

 それでプロにも相談しようということなんですが、お金もかかるので、広く読者のみなさんから募ります。どういうのがいいでしょう。私の案は、この記事のタイトルにある通りです。

 「闘う平和主義・攻めの護憲」──「自衛隊を活かす会」にようこそ。どうでしょ。

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