アドビは汚い商売をしないでね

2015年10月15日

 ちょっと雑然としていますけど、職場の環境を画像で紹介。私のデスクトップです。

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 いや、なぜこんな記事を書いているかというと、きっかけは、いちばん手前にあるものを入手したことです。昨日、アップルから発売されたばかりのトラックパッドを、昨日ネットで申し込んだら、本日、やってきました。私、ずっとノートパソコンで仕事してきたので、マウスよりトラックパッドが好みなんです。マックのトラックパッドって、この間、iPhoneの進化とともに使いやすくなっているし、この27インチのディスプレーが指3本で別の画面に切り替わるところなんか、圧巻なんですよ。

 ところが、説明書を読むと、OSを最新のものにアップデートすることが必要だと書いています。私が使っているのは最新のものの直前バージョンで、それでも最小限のことはできるんですが、使いやすいというほどではない。

 そこで、OSをアップデートしても仕事で使っているアプリが動くかどうかを検索したら、致命的な欠陥が。いちばん使っているアドビのインデザインCS6が動かないそうです。動かしている人もいるけど、相当な苦労をしているみたい。

 フォトショップとかイラストレーターを含むアドビのCSって、バージョン6を機にそれまでの販売方法を改め、ネットだけでの購入というか、ネットを通じて出ないと動かない仕組みを取り入れました。まあ、海賊版が出回ったりしているから、そうせざるを得ない事情は分かります。

 だけど、いちおうは最新直前のバージョンであるCS6が動かないって、どうよ。悪徳商法でしょ。

 インデザインは、10数年前のページメーカーと呼ばれていた時代から、子どものカレンダーとか保育園父母会の会報づくりなどで使っていたので、思い出深いものです。そんな経験があったから、出版社に入ってからも、技術的な面でもスムーズに仕事に入っていけたんです。

 それが、これですか。率直にいって、フォトショップには対抗製品があっても、インデザインのはほぼ皆無ですから、こんな商売が成り立つんですよね。

 他のソフトメーカーの出番だと思います。似たような機能をリーズナブルな値段で出せれば、この業界で成功すると思いますよ。インデザインだって、それ以前に存在していたクオークエクスプレスを駆逐して、現在の地位を築いたわけですから。

 やっぱり、独占はダメです。自由競争の要素が不可欠。いま、「里山資本主義」で有名な藻谷浩介さんの講演を、本にするために整理しているんですが、資本主義の要素と里山の要素と、両方が必要なんですよね。この社会には。アドビは、反省しろよな。

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