「自衛隊を活かす会」の予定・上

2015年10月20日

 7月末にシンポジウムをやって以来、新しいことをしてきませんでしたので、ご心配の方もおられるかもしれません。でも、ちゃんと準備してきましたし、昨夜、呼びかけ人の会議で議論もしましたので、ご報告しておきます。「会」のホームページでの告知は、もう少し内容の確定が進んだ後になります。

 「会」は、当面、二つの方向で活動していきます。一つは、新安保法制の発動が予想される具体的なケースについて、その検証を行うことです。

 いちばん最初に発動されるケースは、おそらく南スーダンPKOに派遣されている自衛隊の任務に、新たに「駆けつけ警護」を加えるということです。当初、5月に交代で派遣される北部方面隊と言われていましたが、この間の反対闘争の盛り上がりが頭をよぎったのでしょうか、参議院選挙の後の11月ということになりそうです。政府与党は、来年の春夏に国民世論が高揚したら参議院選挙で敗北するのではないかと、本気で心配しているようですね。

 ということで派遣時期は遅れそうですが、すでに会場を確保したこともありますし、予定通りに進めます。来年1月30日午後、札幌でシンポジウムをやります。北部方面隊の派遣が予定されていたわけで、札幌より適地はなかったんですね。

 元陸将の方に、「駆けつけ警護とは何か。そのプラスとマイナス」みたいなテーマで話してもらうことが決まっています。また、スーダン人もお呼びし、「内戦の現場は日本に何を期待しているのか」を語ってもらいます。もちろん、「会」の呼びかけ人3人も、事務局である私も行きます。可能性があればジャスヒケシを開催するかも。

 受け入れ体制も万全です。この間、北海道では、私も憲法記念日に呼ばれて講演したことがありますし、柳澤協二さんと伊波洋一さんの対談を私がコーディネートしてやったこともあります。それらを主催してくれた弁護士の方を中心にして、準備をしてくれそうです。

 もう一つ、予想されるケースとしてあるのは、南シナ海の警戒監視ですよね。米海軍と海上自衛隊が共同でやるというものです。

 これをどう考えるかというシンポジウムは、札幌企画より前、年末の12月22日の夕方から、東京でやります。「自衛隊を活かす会」ですから、軍事面での検討はもちろんですが、中国を担当していた元通産官僚の方とか、ASEAN専門のジャーナリストの方もお呼びし、多角的な検討をする予定です。

 札幌企画に東京周辺から参加したいという方にお知らせ。出席するシンポジストと一緒に飛行機で行きたいという方は、数名なら4万5千円で行けます。1/30の行きは日本航空(9:30-11:05)。1/31帰りも日本航空(14:00-15:40)。宿泊はダイワロイネットホテル札幌すすきの(朝食付き)。早い者勝ちです。私にメールをください。

 以上が、二つの活動方向のうちの一つです。二つ目は明日の記事で。

記事のコメントは現在受け付けておりません。
ご意見・ご感想はこちらからお願いします

コメント