シールズの理論的な模索を聞く

2015年10月19日

 昨日、東京に出てきて、国立市まで行った。公民館で、シールズのお二人と柳澤協二さん(元内閣官房副長官補、「自衛隊を活かす会」代表)との対談があったので、それを聞きに行ったのである。もちろん、何らかの本にならないかという思惑もあった。

IMG_0057

 シールズの活躍は注目されていて、高い評価を得ていることはいうまでもない。一方、注目されればされるほど、批判とかねたみとか、そういうものが生まれるのも世の常である。

 ねたみではなく、「心配」から批判する人もいる。先日、ゴー宣道場に出た際、楽屋で話題になったのだが、小林よしのりさんなんかは、運動への熱中とか短いコールがもたらす無思考などを危惧していた。

 いやあ、学生運動の熱中といえば、私なんかは大先輩だけど、ちょっと違うと思うんだよね。シールズは、まあ集中的に熱中した時期はあっただろうけど、自分の時間というのは大切にしていると感じる。私は、学生運動に熱中した二年生の後半以降、授業は一回も出席せず、年度末の試験を受けに行って、はじめて先生の顔が分かるというほどの熱中ぶりだった。それでも卒業期限にはちゃんと卒業したけど、学生運動をつづけるために同じ大学の別の学部に学士入学するというほどだった。シールズなんか比べものにならないでしょ。

 短いコールがもたらす無思考があるのかないのかは、じっくりと話を聞いてみないと分からない。昨日の企画は、私にとってはその最初だったので、興味津々だったわけである。

 全然心配ありませんよ。柳澤さん相手にがっぷり四つでした。よく勉強しているし、抽象的な思考もできるし、かみあった話もできるし。シールズは、今後のために、日本の安全保障をどうするか、真剣に考えているんでしょうね。

 本日、シールズと各界の方々の討論が夜7時頃から、このサイトで中継されます。そこに柳澤さんも8時頃から登場する予定。興味のある方はどうぞ。

 それらをふまえ、こんな本ができたらいいな。『シールズVS柳澤協二 安全保障って何だ』。パクリですね。

記事のコメントは現在受け付けておりません。
ご意見・ご感想はこちらからお願いします

コメント