野党共闘に少しは貢献してるかな

2016年2月29日

 昨日は仙台で、「憲法九条のもとで自衛隊の在り方を考える2.28仙台緊急集会」に参加。柳澤協二さん(元内閣官房副長官補)、谷山博史さん(日本国際ボランティアセンター代表理事)、泥憲和さん(元三等陸曹)とともに、主題にそって議論してきました。

 もともとこれって、3月に施行される新安保法制の最初の発動がこの11月、南スーダンPKOに派遣された自衛隊に「駆けつけ警護」任務への付与だという流れになったのがきっかけでした。11月からということになると、ローテーションの上で派遣されるのは東北方面隊になることがほぼ確実で、何か仙台でしなければと思ったわけです。

 11月なんだから、盛り上がりを考えると、9月頃でも良かったんです。だけど、安倍首相が「駆けつけ警護」任務の付与を5月から11月に先延ばししたのは、7月の参議院選挙を前に問題を起こすと選挙結果に影響を及ぼすからだと言われているんです。

 ということは、参議院選挙に何らかの影響を及ぼす取り組みができれば、安倍さんの思惑を打ち砕けるということですよね。東北はどこも一人区ですから、もしこの取り組みが野党統一候補の実現に影響を与えられるなら、安倍さんも困ることになるでしょう。だから、1月の札幌企画に続いて連続的にやるのはきつかったんですが(柳澤さんだって、前日は佐賀で講演して、飛行機で仙台まで来るというタイトな日程)、2月に開催することになったんです。

 でも、「自衛隊を活かす会」は、都道府県に支部があるわけでもなく、仙台で何かしたいと思っても、先が見えない。そこで、フェイスブックだけでつながっている仙台の弁護士さんに相談したら、あれよあれよという間に、この企画が決まった次第です。

 しかも、主催者が、「野党共闘で安保法制の廃止をめざすオールみやぎの会」。タイミングよくそういう会ができて、野党統一候補の実現をめざす運動と連携することになったのです。つまり、ネット時代だから、面識がなくてもこんな取り組みができるよねということではなく、同じようなことを願う人がいろんなところにいて、真剣にがんばっていると、かつては考えられなかったことが実現するということですよね。

 しかもしかも、本当に統一が実現したところがすごいと思います。昨日の企画、最後に民主、共産、社民の代表が登場し、3月2日に選挙協定を結んで統一候補が実現するんだってことが報告され、拍手喝采でした。

 いやあ、安倍さんが参議院選挙に勝とうと思って、「駆けつけ警護」を11月に伸ばした結果、東北の一人区で全敗し、「安倍政治退場の引き金になった」みたいなことになったら、すごいですね。がんばらなくちゃ。

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