近づく7年目の3.11

2017年12月1日

 12月になりました。ここまで来ると、すぐ、来年のことが迫ってきます。2018年です。7年目の3.11も間近です。

 毎年、3.11を前にして、いろんなことを考えます。そして、動きます。

 1つは出版。2冊の本を出しますが、そのうち1冊をようやく校了しました。『しあわせになるための「福島差別」論』。

 絵本作家の松本春野さんの絵が使われているんですけど、どうでしょう。これだけで買いたくなるでしょう? 近く、NHKの「みんなの歌」にも絵を提供されるとか。この本にも寄稿しておられます。

しあわせになるための_表紙_イメージ

 この本のコンセプトは、表紙に書いてある通りです。「それぞれの判断と選択をお互いに尊重する」「科学的な議論の土俵を共有する」「めざすのは、福島の人たちの「しあわせ」」。

 この7年間、福島に関わってきた人たちが総出で書いています。1月には関東でも関西でも出版記念企画が用意されそうですから、決まったらお知らせしますね。

 なお、1年目から続けてきましたが、3.11を福島で過ごすツアーも7年目となりました。ちゃんとやりますので、ずっと来ている方も、まだ来たことがない方も、どうぞご参加下さい。

 ちょうど3月に、生業訴訟が第二次提訴をする予定なんです。先日の判決で勝訴して、福島市など中通りでも(一部は福島の外でも)賠償が認められたわけで、対象者が150万人ほど拡張されたわけですから、そういう方々にも原告になっていただこうということです。それで、まだどうなるか分かりませんが、ツアーの参加者にもこの提訴のための集会とか、裁判所への行進とかに加わっていただくことを考えています。あまちゃんの音楽の大友良英さんも参加できるかもしれません。

 また、先ほどの本の著者と、もう1つ準備している本の著者にお願いし、「福島の子どもの未来」というテーマでシンポジウムもする予定です。そして、当然、3.11の2時46分は、浜通りのどこかで実施される慰霊祭で黙祷をすることになります。

 3月後半はマルクス生誕200年でアメリカツアーもあるんです。忙しいなあ。

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