相変わらず忙しいので、仕事でつくっている本のこと。9月に出すマルクス関連のもう一つです。
2010年に1冊目が出た『若者よ、マルクスを読もう』ですが、14年に2冊目、16年に番外編と来て、4冊目になるんですね。9年で4冊というのは、まあ上出来ということにしておきます。
今回、サブタイトルは、「アメリカとマルクス──生誕200年に」としました。いろんな要素が詰まっているのですが、とりわけ「アメリカとマルクス」という主題が徹底的に深められていて、こんな本、他にありません。
帯のオモテは、「マルクスの見方、読み方が変わる」にしようと思います。帯のウラはこうしようかな。
*テキサスへの移住を夢みて、ドイツの国籍を離脱し、申請書類まで入手したマルクス。
*マルクスの同志であるドイツ系移民30万人は、南北戦争でリンカーンを支持して北軍の兵士に。
*大統領に再選されたリンカーンにマルクスは祝辞を送り、リンカーンからは謝辞が来た。
昨日、初校ゲラを手に持って、内田樹さん、石川康宏さんのご自宅をまわってきました。酷暑のなかで無理をお願いしているので、ちょっとした手土産付き。
この初校ゲラをつくるので、今週、無茶苦茶忙しかったんです。9月に発売できれば、1冊目から3冊目まで含めて注文をとって、昨日紹介した『200歳のマルクスなら……」とあわせて、書店の棚をマルクスで埋め尽くせるようにしたいなあ。5月のマルクスの誕生日は盛り上がらなかったけど、挽回しようと思います。
これでようやく一息ついたので、明日からは、『北朝鮮というジレンマ』の執筆も開始しないとね。まず、少し休んでからですけど。
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