福島の「音楽のつどい」は成功するかな

2014年3月3日

福島民報社、
福島民友新聞社、
朝日新聞福島総局、
毎日新聞福島支局、
河北新報社、
テレビユー福島、
福島中央テレビ、、
福島テレビ、
福島放送、
ふくしまFM、
福島コミュニティ放送FMポコ、
ラジオ福島。

 これ、何だと思いますか? 3月9日に福島市で開催する「福島で子育て中の家族集まれ! 音楽のつどい」の後援団体です。すごいでしょ。

 現地の実行委員のみなさんが手分けしてあたってくれたわけですが、すごく歓迎されているようです。だって、福島に根を張ったメディアですから、福島で生きて、福島で子育てする家族をどうしていくのかというのは、当然、最大の関心事のはずなんです。

 それに、出演者の顔ぶれがすばらしい。多面的にすばらしい。

 音楽でいえばZABADAK。そして、あまちゃんの音楽を担当した大友良英さんを生んだ福島高校ジャズ研究部と、その福島高校で授業をしたことをきっかけに関係ができた伊勢崎賢治さん(東京外大教授)のジャズヒケシ。本邦初ですよ、こんな取り組みは。

 そして、出演者は、みんな福島で生きていく人を応援してきた人ばかり。安斎育郎先生は、3.11以降、ずっと福島に入り、放射線を測定し、それを公開して、福島の人々の相談に乗ってきました。伊勢崎さんは、3.11の直後に線量計をもって8キロ圏くらいまで入り、線量の高いところ、低いところがあることを知り、国際紛争にかかわってきたNGOを現地に送って支援してきました。事故直後は、宮城や岩手にはすぐにNGOが入りましたが、福島には国際紛争に行く覚悟のあるNGOしか行けなかったんですね。

 池田香代子さんは、福島から避難してきた母子を支援するネットワークをつくり、同時に、福島で生きていく家族の応援もされてきました。支援を求める人をすべて支援するということです。テルミン演奏で友情出演する菊地誠さん(大阪大学教授)も、放射能問題で悩み苦しむ人のところに出かけていって、お話をされてきました。

 そうそう、その菊地さんとZABADAKの女性ボーカリスト小峰公子さんが、放射能問題で本を出すのです(くやしいけど筑摩書房)。発売は下旬ですが、今回の「つどい」ではお買い求めいただけます。伊勢崎賢治さんが福島高校で授業した本も予定されていましたが(くやしいけど朝日出版)、残念ながら間に合いませんでした。

 ということで、とっても楽しく、心が通い合う「つどい」になると思います。1000人しか入れませんので、遅くきたら追い返されるかも、なんて。私もジャズヒケシのところで、少し挨拶するかもしれません。当日、会場でお会いできればうれしいです。

 あっと、後援のなかに、いま話題の大テレビ局が入っていませんが、大きい会社だけに手続きに時間がかかっているだけだと思います。すごい顔ぶれですねと、担当者が驚いていたようですから。

fukushima14.03.09

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