今日から高知

2013年5月1日

 3日の憲法記念日に講演するため、本日、出発。せっかく高知に行くのだから、四万十にまで足を運ぶのである。移動に時間がかかるし、ネット環境がどうなるか不明なので、本日の記事は予約投稿。

 四万十に行くのは40年ぶりかな。高校を卒業したときの記念に、友だちと四国一周をした際に立ち寄ったのだ。でも、その時は、四万十川なんて意識しなかった。鰹のタタキは分かっていたんだけどね。

 今回、観光もしてくるけど、この5月で市長の任期を終える田中全さんにお会いすることも大事な目的だ。私の大学の1年先輩である。

 4年前、民主、共産、社民の推薦で初当選し、立派な仕事をされた方である。だが、つい先日の4月末の選挙で、自民、公明の新人に敗れて、月半ばまでの最後の職務に就いておられる。

 いや、あまりに4年間の実績が良くって、少し油断があったのかなあ。いやいや、いまの政治の流れのなかでは、自公の枠組みに対抗するには、民共社であっても難しいのかもしれない。そのあたりをじっくりと伺ってこようと思う。参議院選挙後の出版の方向性が見えてきたらうれしいな。

 高知の政治からは、いろいろ学ぶことがある。市長選挙における民共社の枠組みだって、他の地方ではあまり考えられないことだ。あるいは、県知事選挙をめぐっては、1期目に自民党などの推薦で通った現職に対し、2期目の選挙で民主、社民、共産は対立候補を立てていない。推薦したのだ。4年間の実績とか実際に接してみて分かった政治姿勢とかを通じて、現場がいろいろ考え、自分の責任で判断しているのだということなのだろう。

 一見柔軟という感じだが、こういうことができるのは、それでも大事な原則は守っているという判断ができるからだろう。一方、今回の市長選挙では、その県知事が自公の側だけを応援するということだったそうだ。当時の判断の妥当性はどうだったのかも含め、こうやって自分の責任で判断することが、その判断力を鍛えていくことにもつながっていくわけで、それも含めて学んできたいと思う。

 自分で判断し、責任をとらない限り、成長することはない。なんて、難しそうなこと言っているみたいだけど、観光だけじゃないという言い訳かな?

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