山尾志桜里VS伊藤真VS伊勢崎賢治VS松竹伸幸

2018年2月5日

 さて、これは何でしょう? ディープな連載が続くと疲れる人もいるでしょうから、本日はちょっと休憩です。

 この4人、いま焦点の憲法問題で特徴づけると、以下のようになりませんか。私が勝手に命名した人もいますけれど。

山尾志桜里=立憲的改憲論
伊藤真=護憲的護憲論
伊勢崎賢治=護憲的改憲論
松竹伸幸=改憲的護憲論

 で、何かというと、この4人で公開討論会をしたいと思います。3月31日(土)午後、日比谷図書文化館の大ホールですので、スケジュール帳に書き留めておいてくださいね。

 主催は未定。というか、弊社の出版企画の一部なんですけど、せっかく注目を集めそうな企画なので、主催者を募集します。朝日新聞社などメディアでもいいですし、九条の会などの団体でも構いません。ご希望される場合は、私宛にメールをください。10日間ほどお待ちして、どこもなければ弊社が主催します。ネットでの放映はすでにあるところと独占契約をしていますので、申込みされても無理です。

 出版企画と書きましたが、本にタイトルをつけるとすると、『安倍加憲案への対抗軸を探る』でしょうか。ちょうど3月25日(日)が自民党大会で、安倍さんはここで加憲案を自民党として決めたいと思っているようなので、その週の土曜日のこの討論会って、それへの対抗軸を議論する場として最適かなと感じます。

 加憲案にどう対抗するかをめぐって、いろんな立場、考え方があります。ピュアな護憲という立場もあれば、他の立場もある。問題は、そのいろんな立場をどう切磋琢磨していけるかが大事だと思うんです。

 山尾さんに対して、「加憲案の露払い」みたいに言う人がいます。だけど、山尾さんがどうあろうと、自民党は加憲案を出してくるんですよ。そして、国会で発議してくるんです。山尾さんの考え方は、安倍さんの加憲案が専守防衛の立場からのものでないことを明らかにする上でも、大事な役割を果たすと私は思います。

 いずれにせよ、加憲案に反対する勢力がモノトーンであってはならない。国民の憲法に対する考え方もいろいろあるわけですから、加憲案に反対するやり方もバラエティ豊かなものであってこそ、国民に届くのではないかと思います。

 そこをめざし切磋琢磨するための公開討論です。まあ、主催者が弊社ではないところに決まれば、会の趣旨も変化するかもしれませんが、基本の趣旨はそういうことで。

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