オリンピックが生み出す愛国心

オリンピックが生み出す愛国心

スポーツ・ナショナリズムへの視点

編著者

石坂 友司・小澤 考人

ISBN

978-4-7803-0778-8 C0075

判 型

四六判

ページ数

272頁

発行年月日

2015年07月

価 格

定価(本体価格2,000円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

オリンピック、サッカーW杯などスポーツのグローバル化が生み出すナショナリズム。
そのとらえがたい実態を様々な角度から検証する。
排外的なナショナリズムが広がる昨今。スポーツから生まれた『ぷちナショナリズム』がネットを介して『がちナショナリズム』へと変化している。オリンピック創設時から国旗掲揚の廃止制度案、イギリスにみられる国家統合のためのエリートスポーツ政策、グローバル化する柔道から見える多文化主義、戦前のラジオ体操による国威高揚など、スポーツと愛国心の発生について、またナショナリズムがスポーツへ与える影響について、分析する。

1 スポーツとナショナリズムの現状
2 スポーツからナショナリズムが生まれる時
3 ナショナリズムがスポーツにもたらすもの
4 スポーツはナショナリズムにどう向き合うのか

石坂 友司
1976年、北海道生まれ。奈良女子大学研究院人文科学系准教授。専攻はスポーツ社会学、歴史社会学。
 
小澤 考人
東海大学准教授。専攻は文化社会学・観光社会学。