内容
権力を憲法で縛る立憲主義を「権力」=ライオン、「憲法」=檻のたとえ話で解説した、いま一番わかりやすい憲法入門書。
4章では安全保障関連法や緊急事態条項などの時事問題と立憲主義についても触れる。
小5年以上ルビ付き。
憲法学者:小林節氏推薦
目次
第1章
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ライオンを檻にいれよう
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1
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みんな人間らしく生きたいね
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2
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1人ひとり違ってもいい
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3
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政治って大切
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4
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ライオンに政治を任せよう
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5
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ライオンを信用しても大丈夫?
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6
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ライオンに約束を守ってもらおう
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7
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ライオンは檻の中へ
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8
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檻を作るのは私たち
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9
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法律を守らないといけないのはなぜ?
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10
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檻の改修も私たちで
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11
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ライオンを選ぶのも私たち
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12
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私たちの意見を檻の中へ
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13
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ルールを作っていいのは、私たちが選んだ人だけ
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14
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私たちが選んだ議員も、檻で縛る
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第2章
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檻でなにを守る?
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15
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ライオンが戦争をはじめないように
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16
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ライオンは軍隊を持てない
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17
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ライオンに襲われないように
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18
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自分の幸せは、自分で決める
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19
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えこひいきは許さない
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20
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言いたいことを自由に言えるって大事!
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21
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表現の自由は、権力に傷つけられやすい
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22
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情報を知るって大切
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23
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ライオンは情報を隠してはダメ
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24
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心の中は自由
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25
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どんな宗教を信じても自由
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26
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ライオンは宗教の好き嫌いを言ってはダメ
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27
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どんな学問をしても自由
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28
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どこに住んでもどんな仕事をしても自由
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29
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財産を取り上げられない
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30
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だれと結婚しても自由
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31
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身体の自由を奪われない
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32
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弁護士はなぜ、「悪い人」を守るの?
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33
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ライオンに助けてもらおう
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34
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どんなことを助けてもらう?
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35
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ライオンの不手際は、お金で償ってもらえる
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第3章
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檻を壊さないために
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36
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檻にライオンを3頭入れる
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37
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ライオンは檻を大切にしないとダメ
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38
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檻から出たライオンの言うことは聞かなくてよい
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39
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檻は硬く作っておこう
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40
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檻から出たライオンは取り押さえよう
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41
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檻から出たライオンを、すぐ取り押さえられる?
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42
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本当にライオンを取り押さえてもらえる?
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43
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法案を事前にチェック
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44
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ライオンと檻に関心を持とう
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45
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私たちがライオンを見張ろう
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46
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檻からでたライオンは打ち倒す
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読者の声
投稿者:
評価:
☆☆☆
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小学生から読める入門書で子どもにも憲法がわかるので非常に良い。大人にとっても見落としていた基本を学べる。今、改憲という不穏な動きがあるので、購入した。最近の憲法問題にも触れていて、憲法をより身近に感じた。
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投稿者:女性 49歳 学校司書
評価:
☆☆☆
☆
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講演会に行く前に読んでいましたが、あまり理解できないまま講演会の日を迎えました。著者の熱い想いと楽しいトークの中に、今まで自分がしらなかったことを恥ずかしく思い、知らないことは罪だと思いました。本を3冊買い求め、自分用、社会人の息子、就活中の娘におくりました。
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投稿者:男性 74歳
評価:
☆☆☆
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大変よかったです。中でも「応用編」はよく書かれていると思いました。各項目ごとに憲法の条文を丁寧に対応させてあり、理解が進みました。友人に紹介したいし、孫にも買ってやろうと思います。
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投稿者:女性 42歳
評価:
☆☆☆
☆
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とってもわかりやすく、納得しながら読みました。おはなし会に来てもらいたいです。憲法は国民のためのもので、普段の努力の必要性もよくわかりました。
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著者プロフィール
楾 大樹 ハンドウタイキ
弁護士。ひろしま市民法律事務所所長。『ライオンと檻のおはなし』を題材に憲法カフェなどで講師をつとめる。広島弁護士会所属。