いのちの証言・二硫化炭素中毒

いのちの証言・二硫化炭素中毒

ラマッツィーニ、現代によみがえれ

著 者

吉中 丈志

ISBN

978-4-7803-0859-4 C0036

判 型

A5判

ページ数

112頁

発行年月日

2016年09月

価 格

定価(本体価格1,200円+税)

ジャンル

ルポルタージュ・記録

 職業病とチーム医療の35年  
繊維労働者を襲った慢性二硫化炭素中毒。その35年の取り組みを振り返り、労働と健康を見つめ直そうというチーム医療の姿を描き出す。

 京都大学医学研究科環境衛生学分野教授 小泉 昭夫 
命を維持するための労働が健康を障害する、この理不尽さに苦悩してきた労働者と家族。二硫化炭素労災のたたかいは、韓国での労災問題とつながって行く。医師として、組織者として、関係者と連携して解決に導いた産業医学者の実践記録。医師には国際産業保健の実践書として、一般の方々には「健全な労働」を考える契機となる書。

吉中 丈志
1952年山口県生まれ。京都大学医学部卒業。
2002年から京都民医連中央病院院長、13年から京都府保険医協会理事。総合内科専門医。循環器専門医。プライマリケア連合会指導医。