新版 アレルギーなんかこわくない!

新版 アレルギーなんかこわくない!

著 者

真鍋 穰

ISBN

978-4-87699-850-0 C0037

判 型

A5判

ページ数

154頁

発行年月日

2004年12月

価 格

定価(本体価格1,500円+税)

ジャンル

保育と子育て21

アレルギーとわかったら!!
幼児の3割が何らかのアレルギーという。基本的なアレルギーの仕組み、食事療法、喘息などの対応に就いての問題点と限界を。最新版!

はじめに—— 1
第1章 アレルギーとは?—— 7
 1. アレルギーとは?  9
 2. アレルギー反応の種類  10
 3. 一番問題となる新型アレルギー=アトピー疾患  12
 4. 新型アレルギーの仕組み  13
 5. だれでもアレルギーをおこすの?  14
 6. アレルギーマーチとは?  16
 7. アレルギー体質は変えられるの?  18
第2章 食物アレルギーとは?—— 19
 1. 食物アレルギーとは?  20
 2. 食物アレルギーの原因になりやすい食物  21
 3. 食物アレルギーが原因でおきる疾患・症状  22
 4. 仮性アレルギーとは?  23
 5. 乳幼児が食物アレルギーをおこしやすいのはなぜ?  24
 6. 食物アレルギーは治るのか?  26
 7. 食物アレルギーにどう対応するのか?……除去食の効果27
 8. 食物アレルギーの予防……妊娠中の注意と出産後の対策31
第3章 食物アレルギーが原因でおきる病気
    ……アトピー性皮膚炎の治療—— 33
 1. そもそもアトピー性皮膚炎とは、何でしょうか?  35
 2. アトピー性皮膚炎の原因は年齢によって異なります 38
 3. 乳幼児で大切な食物アレルギーへの対応  40
 4. アトピー性皮膚炎のスキンケア  43
 5. 外用薬(塗り薬)の使い方  44
 6. 抗アレルギーなど薬の使い方、漢方薬など  45
     ■Q&A・おむつかぶれについて……  48
第4章 気管支喘息・喘息性(様)気管支炎について—— 51
 1. 気管支喘息って?  52
 2. 小児の気管支喘息の特徴  52
 3. 気管支喘息への対応  53
 4. 発作の分類  54
 5. 喘息の重症度の分類  55
 6. 非発作時の対応  56
第5章 アレルギー性鼻炎・その他のアレルギー—— 61
 1. 花粉症……アレルギー性鼻炎・結膜炎  62
 2. 副鼻腔炎の合併  64
 3. その他のアレルギー  64
     ■Q&A・じんましんについて……  64
第6章 アレルギーかなと思ったとき……保育園での対応—— 69
 1. こんな子どもが入園してきたら  70
 2. アレルギーと決めつける前に  72
     ■Q&A・アレルギーとかぜについて……  72
 3. お医者さんにかかるときの注意  74
第7章 アレルギーとわかったら—— 77
 1. 日常生活で注意すること  78
 2. アレルギー児の予防接種の注意  80
第8章 食物アレルギーへの対応
    ……保育園での除去食実施の実際—— 83
 1. 除去食実施の基本的な考え方  84
 2. 除去食実施のポイント  85
 3. 抗原による除去のしかた  91
 4. 除去解除の基本的な考え方  102
 5. 離乳食の進め方  103
     ■集団離乳の基本計画……  104
第9章 食物アレルギー児の保育(基本方針)—— 107
1. 献立と料理の工夫……あれもだめこれもだめを乗り越えて109
2. 除去で行きづまったときに考える  114
3. 事故とその対応  123
第10章 アレルギーで使われる薬—— 127
 1. 気管支喘息で使われる薬  128
 2. アトピー性皮膚炎で使われる薬  128
 3. その他  129
第11章 アレルギー増加の背景とその対策—— 131
 1. 子どもたちの体の変化  132
 2. なぜアレルギーが増加しているのか
   ……その社会的背景  133
第12章 参考資料—— 139
 1. アトピー性皮膚炎治療ガイドライン(2002)  140
 2. アレルギー物質を含む食品に関する表示について  142
 3. 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(2002)  146
 4. 卵・牛乳・大豆の関連食品表  148
おわりに—— 151

真鍋 穣
1976年、京都大学医学部卒。京都大学医学部付属病院小児科で免疫アレルギーを研究。
1981年より、同仁会耳原総合病院小児科、病院長などを経て、現在、阪南医療生協診療所所長。社会福祉法人共同保育の会(上野芝陽だまり保育園)理事長。保育所での食物アレルギー対応のほか、乳幼児の医療費無料化をはじめ、子どもの福祉医療の充実の運動に関わってきた。子どもの未来の最大の敵・戦争を防ぐため核戦争防止国際医師会議のメンバーでもある。