ブラック化する保育

ブラック化する保育

著 者

大川 えみる

ISBN

978-4-7803-0831-0 C0036

判 型

四六判

ページ数

192頁

発行年月日

2016年05月

価 格

定価(本体価格1,500円+税)

ジャンル

保育・子育て

♯保育園落ちたの私だ!♯保育士やめたの私だ!
いま、日本を揺るがしている《保育の闇》の背景を多角的に描き、理想の保育への希望を模索する大川えみる(change. org“保育士給与、月5万円増額してください”署名提唱者)が世に問う「日本の保育のリアル」。

第1章 保育施設の事件・事故は構造的な問題
 ーマスコミも取り上げる保育事故・事件の背景とは
第2章 増える保育所でのトラブル
 ー背景に見える保育の現実
第3章 たいへんすぎる保育労働
 ー保育士不足の原因は?
第4章 運営法人と保育制度
 ー家族経営による不祥事、行政とのなれあい
第5章 保育者の人間模様(1)
 ーマイルドヤンキーとゆとり世代
第6章 保育者の人間模様(2)
 ー問題をかかえる保育者
第7章 養成校で起こっていること
 ー保育の未来がここにあるとしたら
第8章 日本の保育の近未来
 ー国産の保育はぜいたく品に?
おわりに 理想の保育をもとめて

利用者の死亡事故、職員不足と不祥事があいつぐ現場、閉鎖的な業界、ブラック化を促進する国の制度改正。今日、介護業界で起こっていることは、明日の保育業界に起こる地獄絵である。

投稿者:女性・49歳・保育教諭
評価:☆☆☆☆
保育にかかわる人たちみんなが読むべき一冊だと思いました。現場におりますが、まさにその通り、と思います。気づいていかねばならない、目をそむけてはならないことが、正直にかかれてありました。保育者が持つ「その人の問題」が大きくあると、私も職場で感じておりましたし、養成校の問題点についてはとても衝撃を受けました。ありがとうございます!
 
投稿者:女性・52歳・保育園園長
評価:☆☆☆☆
うなづける部分がたくさんあり、さっと読むことができました。事故事例から学ぶことも多く、職場作りにいかしていこうと思いました。
 
投稿者:匿名希望
評価:☆☆☆☆
勤務5年になる保育士です。職場で働いているものとして、この本に欠かれた内容について非常に共感します。書籍として形にしてくださって、ありがとうございます。

大川 えみる
保育園の園長を経て、短大教員として保育士養成に携わる。現在、フリーライター。