非凡の人 三田平凡寺

趣味家集団「我楽他宗」の磁力

編著者

チャプコヴァー・ヘレナ:編著

荒俣 宏・安藤 礼二・熊倉 一紗

ソルター・レベッカ・夏目 房之介・藤野 滋:著

ISBN

978-4-7803-1308-6 C0095

判 型

四六判 コデックス装

ページ数

272頁

発行年月日

2024年01月

価 格

定価(本体価格3,600円+税)

ジャンル

思想・宗教・文化

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平凡寺の全貌に迫る初の単著
身分も性別も国籍も越えて、蒐集家の文化ネットワークを広げた明治大正期の「奇人」三田平凡寺とは何者かー。
国際的な趣味家集団「我楽他宗」を率いた平凡寺の全貌に迫る初の単著。

第1章 三田平凡寺とにぎやかな智識(荒俣 宏)
第2章 三田林蔵から平凡寺へ(藤野 滋)
第3章 平凡寺と我楽他宗試論(夏目房之介)
第4章 絵事の特徴とその系譜(熊倉一紗
第5章 スタールが見た平凡寺の日本(ソルター・レベッカ)
第6章 神秘と抽象──鈴木大拙、柳宗悦、我楽他宗(安藤礼二)
第7章 国際ネットワークとしての我楽他宗(チャプコヴァー・ヘレナ)
第8章 平凡寺からのメッセージ(座談会)

1876年、東京生まれ。幼くして聴力を失ったが、大正期にガラクタ蒐集のクラブ「我楽他宗(がらくたしゅう)」を創設。国内だけでなく海外の美術家や建築家らも加わり、開かれた国際文化ネットワークを運営した。ドクロを集め、ローラースケートを楽しみ、エロを語り、糞便まで蒐集した稀代の奇人。