未完のオリンピック

変わるスポーツと変わらない日本社会

編著者

石坂 友司・井上 洋一

ISBN

978-4-7803-1105-1 C0036

判 型

A5判

ページ数

288頁

発行年月日

2020年07月

価 格

定価(本体価格2,000円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

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五輪はなぜ日本で開催されるのか。
日本社会の課題から考察しつつ、五輪を通して現代スポーツがどのように変化したかを追う。

序章 オリンピックに託された震災復興とは何か
第1部 オリンピックを迎える日本社会
 復興オリンピック なぜ、相反するものが一つになったのか?
 復興オリンピックの変容と政治の本性
 オリンピックボランティア批判の様態と
  起動条件 「やりがい搾取」をめぐって
第2部 オリンピックがもたらす近代スポーツの変化
 エンハンスメントから見たスポーツ
 デジタル化する社会とオリンピック ランニングと腕時計の大衆化に注目して
 脳が科学するオリンピック
第3部 現代スポーツの行方
 スポーツイベントにおけるボランティアとは 全日本トライアスロン皆生大会を事例として
 競技スポーツ文化の行方を競技ルールから考える
 「単独性」のある〈つながり〉の創発へ オリンピック・パラリンピックの式典に関する人類学的試論から
終章 オリンピック、スポーツそして未来

山下 祐介(首都大学東京)
内山田 康(筑波大学)
仁平 典宏(東京大学)
美馬 達哉(立命館大学)
新倉 貴仁(成城大学)
中田 大貴(奈良女子大学)
浜田 雄介(京都産業大学)
西山 哲郎(関西大学)
岩瀬 裕子(首都大学東京)