遺骨

遺骨

語りかける命の痕跡

著 者

殿平 善彦

ISBN

978-4-7803-0643-9 C0021

判 型

四六判

ページ数

288頁

発行年月日

2013年10月

価 格

定価(本体価格2,200円+税)

ジャンル

歴史・地理

強制労働の歴史を北海道の地で掘り起こす
遺骨を掘り起こし、祀り、遺族に届けること。それは名もない人びとの生きた証を今に伝えること。世代を超え、国境を越え、民族を超えた地道な取り組みが歴史を動かす!
戦争の時代、北海道で過酷な労働の末に亡くなり、人知れず葬られたタコ部屋労働者や中国・韓国・朝鮮からの強制労働者の遺骨を掘り起こし、生きた証を伝える取り組みが、世代と国境・民族を越えて広がっていくドキュメント。

1、遺骨は語る
2、民衆史への歩み
3、遺族を探す
4、遺骨を届ける
5、北海道内に残された遺骨たち
6、歴史の忘却を超えて

投稿者:男性・50歳・会社員
評価:☆☆☆☆
観光地としてあこがれの北海道の裏面史をさらに発掘するような書籍を期待します。沖縄と並び、北海道は現存する日本の「植民地」なのかもしれません。
 
投稿者:男性・46歳・僧侶
評価:☆☆☆☆
戦争で避けて通ることの出来ない問題をひとつひとつ例をあげて理解出来ました。小生、高校2年生の時、韓国へ旅行したのがきっかけで、韓国語も学びました。殿平先生も縁があって、今、世話になっている寺で布教で見えられたりして、拝聴させていただきました。

殿平 善彦
1945年生。浄土真宗本願寺派一乗寺責任役員・住職。空知民衆史講座代表。
強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム共同代表。

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