子どもの「困った」を理解する

子どもの「困った」を理解する

発達を見通した子育てを

編著者

長崎 純子・山本 喜久子・山本 弥栄子 著

京都発達研究会 編

ISBN

978-4-7803-0228-8 C0037

判 型

A5判

ページ数

128頁

発行年月日

2009年02月

価 格

定価(本体価格1,200円+税)

ジャンル

保育・子育て

子育てをするのがはじめてのお父さん、お母さん。子どもの行動や気持ちがわからない・・・。
子どもが何で「イヤ、イヤ」「ジブンデッ!」っていうのだろう。この前までできていたことが、何でできなくなったのだろう・・・など、親は悩みます。子どもの発達を知り、見通しをもてることで、行動や気持ちを理解でき親の不安を少しでも解消できると思います。
また、子育てサークルや保育園、幼稚園にアンケートをして、実際の子育ての様子を知ることで、保育者にも親の気持ちを届けたいとつくられました。
みんなでたのしく子育てしてみませんか?

第1章 人への気持ちが育つころ 〜誕生から1歳すぎごろまで
第2章 自分と相手の意図を調整するころ 〜2歳後半から3歳後半
第3章 子ども同士であそぶころ 〜3歳後半から5歳前半まで
第4章 友達になかで育ちあうころ 〜5歳半から6歳ごろ
第5章 子どもの姿が気になったとき
第6章 みんなで支えあって子育てを

長崎 純子
京田辺市こども福祉課田辺児童館(療育教室)の発達相談員を経て、現在、河合義根・可根記念福祉会児童デイサービス和(なかよし)施設長、佛教大学社会福祉学部非常勤講師。
また、京都府や長野県の療育施設、保育所・幼稚園、乳幼児健診の場で発達相談に従事。
専門は発達心理学・障害児心理学
 
山本 喜久子
障害児施設、昼間里親「山本乳児室」、聖護院保育園主任保育士に従事。現在、京都発達研究会事務局、佛教大学社会福祉学部非常勤講師。保育園の発達相談に関わる。
 
山本 弥栄子
大阪健康福祉短期大学・子ども福祉学科講師。
専門は発達心理学。現職の傍ら、京都市、宇治市、京都府船井郡、大東市、高槻市、高石市などの自治体や療育施設等で非常勤発達相談員として従事。
 
京都発達研究会
■活動の目的
京都発達研究会は、京都の地に根ざして、人間の発達について研究を深めることを目的としています。胎生期から乳幼児期、学童期、青年期は、人間として成長・発達することにおいて大切な内容が形成される時期です。そして、人間を生涯にわたって発達し続ける存在として捉えるうえで大事な過程です。そのため、社会の情勢や保育・教育・子育ての実情をとらえながら、理論と実践を結び、研究を深め、その成果を私たち自身の発達や社会の発展につなげていくことを目指しています。具体的な活動としては、発達や保育に関する講座および学習会の開催、発達診断技術の向上を目的とした発達診断事例検討会等をおこなっています。年に何度か、一般の方に向けた講演会なども開催しています。また、保護者支援として、保育園での発達相談や子育てサークルなどの相談会にも参加をしています。会員は、発達研究に携わる研究者や教員、保育士、施設職員、発達相談員、保健師などです。なお、保育園でおこなっている発達相談事業は、長年の実践に対して2008年9月、日本応用心理学会大75回大会において実践報告部門での学会賞を受賞いたしました。
 
京都発達研究会の活動
<年齢・年代ごとの取り組み>
 *乳幼児部会
 *学童・青年期部会
 *高齢者部会
<発達診断技術の向上を目指した取り組み>
 *発達診断事例検討会
 *発達診断基礎講座
<地域別の取り組み>
*中部講座
<その他>
*全体学習会
 *発達相談部門(保育園にて実施)
 *ニュース発行(年3回)
■年会費 1000円
■京都発達研究会事務局(入会申し込み・問い合わせ先)
 FAX 075-702-6705 ※深夜・早朝の送信はお避け下さい。