日本憲法史

日本憲法史

八百年の伝統と日本国憲法

著 者

小路田 泰直

ISBN

978-4-7803-0838-9 C0321

判 型

四六判上製

ページ数

184頁

発行年月日

2016年04月

価 格

定価(本体価格1,800円+税)

ジャンル

未来への歴史

明治憲法から叙述されていた日本憲法史を塗り替える!
「地頭は荘園の年貢を差し押さえてはならない」など権力の横暴を制約した御成敗式目(1232年)以来、日本にも800年の立憲主義の伝統がある。それ以降も、荻生徂徠、本居宣長、平田篤胤などにより江戸時代のも発展させられ、明治憲法、現行憲法に受け継がれている。
立憲主義は西洋の借り物ではない。安倍内閣の立憲主義の否定を、日本の伝統の破壊という見地から捉え直した問題作。

はじめに
第一章 「民主主義」とは何か、「立憲主義」とは何か
第二章 「立憲主義」の形成
第三章 大日本帝国憲法の構造
第四章 美濃部達吉憲法学への跳躍ーそして「世界最終戦」へ
第五章 日本国憲法の制定

小路田 泰直
奈良女子大学文学部教授