ジョーカー・安保

ジョーカー・安保

日米同盟の60年を問う かもがわブックレット177

著 者

二見 伸吾

ISBN

978-4-7803-0382-7 C0331

判 型・

A5判

ページ数

64頁

発行年月日

2010年08月

価 格

定価(本体価格600円+税)

ジャンル

かもがわブックレット

今年は現行安保条約50年、来年は旧安保条約60年を迎える。
普天間問題に象徴されるように、政界には安保と抑止力に対して、無批判な信仰が渦巻いている。
そもそも安保条約とはどんな条約か、この60年間、どう変化してきたのか、どうすれば安保絶対の政治が変わるのか。ようやく手軽に読める解説書が出現した。

第一章 エース・憲法とジョーカー・安保 戦後史の対決
第二章 サンフランシスコ講和条約と安保条約
第三章 日米軍事同盟起源 旧安保条約を読む
第四章 より深くアメリカに従属 新安保条約を読む
第五章 海外派兵へ道をひらく 旧ガイドライン
第六章 新ガイドラインと周辺事態法
第七章 戦争への動員 国民保護法
第八章 「日米同盟 未来のための変革と再編」

浅井 基文(前広島市立大学広島平和研究所長)
歯切れよく、スッと読める
このブックレットは、とにかく歯切れがよくて、スッと読めます。しかも、日米軍事同盟のもとになる日米安保条約に関して知っておかなければならないことはしっかり押さえています。まずは安保を知っておきたい。そんな人はまずこのブックレットから始めてください。
 
杉原 泰雄(一橋大学名誉教授)
主権者国民の出番
このブックレットは、日本国憲法と日米安保体制の60年にわたる相克を、たんねんに追いかけ、その現状を明らかにしようとしています。安保体制は、進行がんのようにして、憲法の平和・人権・民主主義を侵してきました。憲法との矛盾は極限まできています。国民の生活も国家財政も、こわされてしまいそうです。主権者国民の出番がきています。
 
畑田 重夫(国際政治学者)
多くの人に読んで欲しい一冊
このブックレットは、「世界に誇れる日本国憲法」のことから始まります。この憲法の原理・原則を生かそうとする日本国民の願いの実現を妨げているのが日米安保条約です。「諸悪の根源・日米安保」とか「世界で異常な日米安保」という言い方がありますが、この冊子には安保条約を基礎とする日米の二国間同盟について、新・旧の安保条約の説明も含め極めてわかりやすく解明しています。多くに人に読んで欲しい一冊です。
 
小森 陽一(「九条の会」事務局長)
エッ!日米安保条約には、そんなコト書いてあったの?!
新旧の日米安全保障条約の、条文の一節ごとに、わかりやすい解説を付け、一言ひとことの危険なならいを明らかにしています。戦後の歴史のなかで、日本がどれだけアメリカのいいなりにされてきたのかが、はっきりします。「普天間基地」の問題の根から、私たちがさらされている軍事的危険性のすべてにいたるまで、この一冊で語れるようになります。
立してほしいです。ありがとうございました。

二見 伸吾
しずく工房 主宰
労働者学習協会前事務局長
広島県労働者学習協議会講師