だれのこどももころさせない

だれのこどももころさせない

著 者

西郷 南海子・浜田 桂子

ISBN

978-4-7803-0902-7 C8793

判 型

B5判変型上製

ページ数

32頁

発行年月日

2017年04月

価 格

定価(本体価格1,600円+税)

ジャンル

児童文学・子どもの本

「きょうのよる、せんそうにならない?」とのわが子の言葉で始めた安保関連法に反対するママの会デモコールから生まれた絵本。戦争の不安に怯えるわが子に読んで安心させたいという母親の願いを伝える。

投稿者:女性・68歳・無職
評価: ☆☆☆☆
あきらめずに願いつづけること、小さな一歩でも自分のできるところでできることを(自己満足といわれようと)していきたいと思います。
 
投稿者:男性・71歳・年金者
評価: ☆☆☆☆
集会のコールで知ってる訴えがやさしく普遍的な絵本になりました。今、2歳になろうとしている孫世代に残す一冊です。
 
投稿者:女性・69歳・無職
評価: ☆☆☆☆
私には3人の孫がいます。子育て卒業の身からみて、西郷さんはじめ若いお母さんのたのもしく、力強い声を受け止めました。
 
投稿者:女性・71歳・無職
評価: ☆☆☆☆
端的な言葉と絵がすばらしくマッチしています。こどもたちがかわいらしく色がとてもやわらかく美しいとみんな言います。掃除機で武器を吸い取る所がいかにもママらしい。それも各国のママ達と。戦争で亡くなった5人の子の例を見守ってくれるのが良いです。
 
投稿者:女性
評価: ☆☆☆☆
5歳の孫に読んでやりました。じっと聞いて絵を見入っていました。2回、3回と続けてせがみ、読んでやりました。戦争でいのちを奪われた5人のことが気になったようです。絵本の最後のブルーの紙面に私(おばあちゃん)から戦争のないようにがんばるメッセージを書きました。

 2015年夏、安保関連法案に反対する市民の取り組みのなかで、最もインパクトを与えた1つがママの会の活動でした。ママの会の初めてのデモのために生み出されたコール。応援しなくてはと夏の渋谷に駆けつけ、子どもたちの声に心打たれた画家の浜田さんは、すぐにスケッチしたとそうです。そんな目に見えないつながりが下地になり、ママの会の西郷南海子さんと浜田桂子さんとの、夢のようなコラボが実現しました。「今、この本ができていたらよかったのに」と、制作過程で何度もつぶやかれるような政治状況が続いています。全国の、世界のママ、パパが待ち焦がれた絵本です。

西郷 南海子
安保関連法に反対するママの会発起人。1987年生まれ、神奈川県鎌倉市育ち。京都大学教育学研究科 博士後期課程在学。世界の紛争を解決する仕事がしたいと考え、京都大学に入学。たくさんの人と出会い、さまざまな社会問題にふれるなかで、いま自分の居場所からできることを知りたいと思うようになる。現在は、アメリカの哲学者ジョン・デューイの「生き方としての民主主義」を研究中。在学中に生まれた3人の子どもたちとのおしゃべりが、日々の楽しみ。
 
浜田 桂子
1947年埼玉県生まれ。絵本作家・画家。日本児童出版美術家連盟、日本文藝家協会、日本ペンクラブ会員。田中一光デザイン室勤務後、1984年『あやちゃんのうまれたひ』(福音館書店)でデビュー。絵本作品多数。日本・中国・韓国の12名の絵本作家と連帯し平和絵本シリーズを企画。『へいわって どんなこと?』を3国共同刊行(日本は童心社)。国内、海外の子どもたちと、絵本を通しての交流も多い。

関連書籍・記事

あきらめることをあきらめた

あきらめることをあきらめた