ダウン症のある子、
赤ちゃんのころから「ことば」をはぐくむ

乳幼児期の子育てから

編著者

植田 紀美子

ISBN

978-4-7803-1275-1 C0037

判 型

A5判

ページ数

144頁

発行年月日

2023年06月

価 格

定価(本体価格1,400円+税)

ジャンル

障害児教育・保育・療育

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「ことば」を育む過程に大切なことを科学的根拠に基づいてやさしく執筆
ダウン症のある子どもの乳幼児期の子育てで、どのように「ことば」をはぐくんでいくことができるのか。診療や療育に場で、多くのダウン症のある方とそのご家族の悩みに寄り添ってきた著者たちが、それぞれに専門分野からダウン症のある子の「ことば」の育ちを中心にお伝えします。
第1部の医療面では、これまで、詳しく取り上げられてこなかった腎尿路系疾患、自閉スペクトラム症、退行症状や認知症などの合併のことや、ダウン症のある方の寿命が60歳をこえるようになった昨今、特に重要となってきた小児診療科から成人診療科への移行医療のことにも触れています。
第2部では、ダウン症のある子の言語発達の特徴をしめしたあと、生まれた時から日常生活の中で、ダウン症のある子をどのように子育てしていけばいいのかを、「ことば」とコミュニケーションの観点から詳しく書きました。
第3部では、事例をもとにダウン症のある子への対応や、子どもの「ことば」の育ちへの応援団(社会資源)を活用するための情報を載せました。
ダウン症のある子の子育てをしている親御さんはもちろん、かかわる保育士、保健師、医師などにも読んで欲しい1冊。

第1部 ダウン症のある方の健康とくらし
 第1章 ダウン症のある方の健康管理
 第2章 ダウン症のある方のくらし
第2部 ダウン症のある子どもの「ことば」をはぐくむ
 第3章 「ことば」を育むために知っておきたい大事なこと
 第4章 ダウン症のある子どもの「ことば」の発達
 第5章 「ことば」を育つ土台が大切
 第6章 「ことば」をはぐくむ毎日の子育て
 第7章 子育ての中の工夫
第3部 お役だち情報
 第8章 コミュニケーション能力を伸ばす取組事例
 第9章 子育てあるある事例の対処法〜「ことば」の育ちから考える
 第10章 「ことば」をはぐくむ社会資源

植田 紀美子
関西大学人間健康学部教授・はしもとクリニック
 
岡本 伸彦
大阪母子医療センター研究所所長・遺伝診療科主任部長
 
西本 裕紀子
大阪母子医療センター栄養管理室室長
 
濱田 浩子
大阪発達総合療育センター 言語聴覚療法科科長
 
吉田 くすほみ
ダウン症研究所
 
楠元 里奈
堺市子ども相談所 児童心理司