音紡ぎ
山伏になった音楽学者、風を聴く
| 著 者 | 大内 典 |
|---|---|
| ISBN | 978-4-7803-1425-0 C0095 |
| 判 型 | 四六判 |
| ページ数 | 176頁 |
| 発行年月日 | 2026年03月 |
| 価 格 | 定価(本体価格1,800円+税) |
| ジャンル |
いま、風(日々を生きる流儀)を聴くー
自由な耳と思考を鍛えてきた、修験者(山伏)でもある研究者が、世界に満ちている豊かな音の世界に耳を傾け思いを巡らす。
私たちの日常と響き合うエッセイ。
はじめに
◆いのる
ホラではない法螺の話
地天女と鹿踊り
心のワクチン
雨語り
思いを結ぶ―イタコの口寄せ
生まれ変わりを導く音
山伏とうた
ケンブリッジのクリスマス・キャロル
鬼とつきあう
《コラム》 続・ホラではない法螺の話―東大寺修二会の法螺
◆ひらく
音楽好きのエビス様
身体の声に聴く
仕事のなかのリズム
「カッコウ」が開けた扉
「カナカナ」を聞きながら
楽器になる身体
異国の音から
鐘の音への年賀
《コラム》 海の神と音楽
◆はぐくむ
蕗の教え
巣立ちを送る
新学期のキャンパスで
母のピアノ
ホオズキとお経
札打ちに導かれ
雪の音の物語
《コラム》 母胎としての音空間
◆ひろう
木々が残した響き
竹のうた
勾当台の磁力
「こ」の魔法
「どどんこどん」の謎
人生の道々で
運動会は音の祭り
続「どどんこどん」の謎
《コラム》 言葉と音楽のはざまから
◆めぐる
春を呼ぶ声
雛壇の楽に
よみがえりの息吹
祖母のうた 命のうた
静寂の季節に
暦のリズム
一千年のハーモニー
北へ 彼方へ
《コラム》 めぐりと流れのなかで
◆つなぐ
柳さんからK-POPアイドルへ
替え歌はメディア
花火とアコーディオン
とまやの鈴虫
声のキャッチボール
つながった声のバトン
声はタイムマシン
記憶を運ぶ
楽譜をつないで
響きを紡ぎ、思いを結ぶ
おわりに
大内 典(おおうちふみ)
宮城県石巻市生まれ。宮城学院女子大学学芸学部音楽科卒業。国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studios, University of London)で博士号(PhD)取得。現在宮城学院女子大学教授、副学長。
専門は音楽文化学、とくに日本の宗教儀礼における声・音の機能をその思想的文化的背景から研究。
著書に『仏教の声の技ー悟りの身体性ー』(法蔵館、2016年、第34回田温尚雄貰〔東洋音楽学会学会賞〕受賞)などがある。

