バウンダリー 境界線の支援メソッド

バウンダリー 境界線の支援メソッド

社会的養育・発達障害支援で大切にしあえる関係づくり

著 者

山﨑 康一郎

ISBN

978-4-7803-1421-2 C0037

判 型

B5判

ページ数

198頁

発行年月日

2026年02月

価 格

定価(本体価格2,600円+税)

ジャンル

障害児教育・保育・療育

安心な関係づくりのヒントを「バウンダリー(境界線)」の考え方から得られる
バウンダリー(境界線)は、日々の暮らしのなかで、「私」を大切に守り、「私」自身で決めて、「私」らしく生活できるようにしてくれます。「私」も「相手」も無条件に尊重される人間関係の土台になります。
人間関係で傷ついたり苦しい思いをしているとき、あたたかく親しい関係を持つことが難しいとき、お互いを大切にしあえる安心な関係づくりのヒントを得ることができるでしょう。
人間関係において被害を受けてきた子ども・若者への支援、被害者にも加害者にもならないための支援に取り組む方へのやさしいバウンダリー支援の手引です。
 
多様な事例をつかってさまざまなセッションのすすめ方が紹介されており、支援の手引きとなるだけでなく、読むことで「バウンダリー」の大切な意味と役割を具体的に理解することができます。イラスト多数!

第1章 支援プログラムについて
第2章 プログラムの枠組みづくりとSST
第3章 バウンダリー(境界線)とはなにか
第4章 気持ちの学習のすすめ方
第5章 よりよい考え方を学習する

人間関係に傷ついてきた子ども・青年と一緒にセッションを進められるように、丁寧に支援の方法をお伝えします。

山﨑 康一郎(やまざきこういちろう)
日本福祉大学社会福祉学部准教授。大阪大学大学院連合小児発達学研究科修了、博士:小児発達学。小児期逆境体験や反社会的行為といった複雑で多様なニーズを抱えた発達障害児・者への心理と福祉による支援を行ってきた。特に社会的養護において、日々の生活の中で行われる被虐待経験および発達障害のある子どもへの心理治療的ケアに取り組んできた。公認心理師・臨床心理士・社会福祉士・保育士。