子ども白書2020
著 者 | 日本子どもを守る会 |
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ISBN | 978-4-7803-1101-3 C0002 |
判 型 | B5判 |
ページ数 | 240頁 |
発行年月日 | 2020年08月 |
価 格 | 定価(本体価格2,800円+税) |
ジャンル |
緊急企画 コロナ 子どもクライシス
子ども・教育分野で初のコロナ問題単行本。20人余の専門性ある編集委員の総力で、コロナを機に浮き彫りになった家庭の困窮・格差や学校に求められる役割を基に、これからの学校と学びの行方について社会の根底から問いかける。
日々状況が変化し続ける2020年3~6月のコロナ問題を子どもとその実践現場から、いかに出版として企画できるかは、まさに手探りでした。だんだんわかってきたことは、子どもたちの声を聞き姿をとらえるということ、保護者・家庭、学校や子どもの現場に起こっている具体的な事実を知ること、オンラインなど多様で新しい方法でスピード感をもってまとめられた調査報告の力を借りることなどによって、今は、とにかく、この「コロナ」を記録することに着眼点を据えることができました。本書は多くの方々の想いをもとに、その成果をまとめています。
日本子どもを守る会
日本子どもを守る会は、1952年5月17日に誕生しました。
1951年5月5日に「児童は人として尊ばれる」とうたった児童憲章が制定された翌年のことです。当時は朝鮮戦争の最中。米軍の前線基地となっていた日本の子どもたちは、生活・教育・文化・福祉・健康・環境のすべてにわたって踏みにじられていました。
この現実を黙視できないと、親や教師はもちろん、広範な人々が結集し、思想・信条の違いを超えて、子どもの人権と平和を守る国民的な運動をすすめました。
1989年11月20日、国連総会は「子どもの権利条約」を採択し、21世紀を「子どもの世紀」にすることを目指して、壮大な国際的な取り組みをすすめています。
日本子どもを守る会は、日本における子どもの権利の水準を向上させるために、子どもの意見を聴きながら、子どもの権利条約の具体化をすすめています。