女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい
ジョセイジュケイシャトワガコヲツナグエホンノヨミアイ
編著者
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村中 李衣・中島 学
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ISBN
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978-4-7803-1162-4 C0036
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判 型
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A5判
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ページ数
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160頁
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発行年月日
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2021年05月
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価 格
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定価(本体価格1,800円+税)
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ジャンル
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※未刊のため、ご注文はもうしばらくお待ち下さい
内容
会えないわが子への想いを声にのせて
病棟で児童養護施設で、赤ちゃんからお年寄りまで、場をともにするコミュニケーションを根底に「読みあい」を実践してきた著者が、受刑中の母と子を深くやわらかくつなぐ。
今、誰も排除しない社会への小さなとびらをひらく。
目次
はじめに
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絵本のちから、読みあいの可能性
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1章
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読みあいを矯正の場に生かす ー絆プログラムの概要
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2章
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一人でも独りじゃない ー絆プログラム12年間の記録
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3章
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家族・社会につなぐ海外の試み ー感情が響きあう場づくり
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4章
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受刑者処遇の未来へ向けて ー絆プログラムの意義と今後の課題
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5章
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2020年の読みあいから見えてきたもの ー哀しみを得て生きすすむ
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あとがき
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終わらない道の先に
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絆プログラムとは?
初の官民協働刑務所・美祢社会復帰促進センターで実践されている矯正プログラムのひとつ。村中李衣と小学館集英社プロダクションが共同で開発。日本の刑務所・矯正処遇に、人権尊重と社会復帰の新たな可能性を広げ、注目される。
著者プロフィール
村中 李衣 ムラナカリエ
1958 年山口県生まれ。児童文学作家、ノートルダム清心女子大学教授。
筑波大学人間学類卒業後、日本女子大学大学院で児童文学を学ぶ。その後、児童文学の創作に携わりつつ、就職先の小児病棟の子どもたちと絵本の読みあいを始める。さらに、読書療法や絵本を介したコミュニケーションの可能性について研究。保育者養成、保育者研修講師のほか、講演・受賞多数。