男性養護教諭がいる学校

男性養護教諭がいる学校

ひらかれた保健室をめざして

著 者

川又 俊則・市川 恭平

ISBN

978-4-7803-0848-8 C0037

判 型

A5判

ページ数

160頁

発行年月日

2016年08月

価 格

定価(本体価格1,600円+税)

ジャンル

教育

全国に65人(全体の0.16%、本務者のみ)。マイノリティである男性養護教諭たちが、子どもや保護者、同僚とともに行っている実践をとおして、保健室に男性養護教諭がいることの意味を具体的に語ります。
養護教諭を志した経緯や日々の悩みなど、現職者・退職者のライフヒストリーや座談会などでまとめました。

第1章:男性養護教諭がいる保健室へようこそ
第2章:「男」の養護教諭:歴史と養成と現在
第3章:5人の現職者による実践報告―出身学部・校種別に
第4章:座談会・男性養護教諭

保健室に男性がいることの意味を、専門性と多様性の観点から描いた日本初の本です。養護教諭の仕事の大切さが増すなかで、「複数配置」を求める声が高まり、男女ペアの保健室ワークが開かれる可能性を感じています。

川又 俊則
鈴鹿大学短期大学部教授。専門は社会学。養護教諭・幼稚園教諭・放課後児童指導員等の養成、地域社会と宗教、教育とLGBT、さまざまな後継者等の調査研究に従事する。らくご好き。
 
市川 恭平
2010年名古屋市教育委員会初の男性養護教諭として正規採用。現在、名古屋市立天白養護学校。男性養護教諭友の会事務局長(2015年〜)、思春期保健相談士。ダンスインストラクターの経験をもつ踊れる養護教諭。