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我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る

我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る

防衛省元幹部3人の志

ワレジエイタイヲアイスユエニケンポウ9ジョウヲマモル

著 者
ISBN
978-4-7803-0073-4 C0031
判 型
四六判
ページ数
160頁
発行年月日
2007年03月 
価 格
定価(本体価格1,400円+税)
ジャンル

内容

防衛庁の政務次官、教育訓練局長、官房長の経験者が、国民の生命を守ろうとするが故の憲法九条への熱い思いを語り、改憲論を批判する

目次

第一部
小池清彦の証言 国民の血を流さない保障が9条だ
第二部
竹岡勝美の決意 憲法9条改定論を排す
第三部
箕輪登の遺言  命をかけて自衛隊のイラク派兵阻止を訴える
解 説
自衛隊イラク派兵差止訴訟と箕輪さん 佐藤博文

はじめに

いま、憲法九条を守ろうという運動が、日本中でひろがっています。加藤周一氏ら九名がよびかけた「九条の会」は全国で軽く六千を超え、日々勢いを増しています。
 この運動には、平和をどう考えるかについて、さまざまな立場の人びとが参加しています。それらの人びとは、九条を守るということでは一致していますが、他の問題では必ずしも意見が同じわけではありません。日米安保条約をどう評価するかとか、国連がおこなう軍事活動をどう見るか等々、少なくない見解の相違が存在しています。
 そのなかでも、自衛隊をめぐる問題は、とりわけ意見の違いが大きい分野です。九条への熱い想いは同じでも、自衛隊・軍隊を全否定する九条論もあれば、九条は自衛権と自衛隊を当然のこととして認めているという立場もあります。
 それでも、九条を守ろうという運動がどんどんひろがっているのは、自衛隊についての立場の違いが脇に置かれているからです。この運動が、自衛隊を認めるかどうかという見地をお互いに押しつけあうことなく、九条改憲のねらいは自衛隊の海外派兵を恒常化することにあるのだと見抜き、「海外で戦争する国づくり」に反対することを共通の目標としてかかげているからです。
 改憲にむけたキャンペーンが強まるなかでも、現在、各種の世論調査では、九条を堅持したいという人びとが多数です。同時に、「自衛隊のことを九条に書き込むのはどうか」と聞かれると、「その程度なら」と賛同する人びとが多いのも事実です。この運動の将来のためには、九条改憲の目的は、自衛隊を憲法上認知することにではなく、海外派兵の体制づくりにあるということが、より説得力をもって明らかにされていく必要があります。そして、九条を守ろうとする人びとに求められているのは、自衛隊に対する立場の違いを尊重し合うにとどまらず、お互いの立場をさらに深く理解することにより、さらに強固で、信頼にあふれた協力関係を築いていくことではないでしょうか。
 本書に登場するのは、自衛隊を認知しているどころでなく、誰よりも国の行く末を想い、自衛隊とその隊員を愛しておられる三氏です。そうであるが故に、なんとしても九条を堅持したいと決意し、奮闘しておられる防衛省元幹部のみなさんです。自衛隊と九条をめぐる議論をさらに前へとすすめるうえで、キーパーソンともいえる人びとです。
 読者のみなさんの知性と感性を刺激すること受け合いです。自衛隊を認めたら護憲ではなくなると考えている方々はびっくりすることでしょう。護憲の立場で頑張っている方々には、運動の幅をひろげる観点を提供するに違いありません。自衛隊を認めるから改憲は当然だという立場の方々に対しては、大きな衝撃を与えるかも知れません。迷っている方々には決断を促すはずです。さあ、挑戦してみてください。(編集部)

読者の声

投稿者:無職 64歳 男性

評価: ☆☆☆☆
今まで積ん読であったが、また改憲機運が盛り上がってきたので、新たに読んでみて、その内容にびっくりしてしまった。元といえど、防衛省の幹部が9条を守ろうと国民に訴えて、それの定着をはかろうとしている。自衛隊員は改憲派100%ではない。暮らしの中に生かす日本国憲法の良さを知った。

投稿者:団体職員 85歳 男性

評価: ☆☆☆☆
それぞれ思想信条宗教の違いなどを乗り越え、平和のため憲法9乗を守ることがいかに大切であるかを痛切に感じるとともに、9条を守ることの運動に自信と勇気を与えてくれた。

投稿者:大学客員教授 77歳 男性

評価: ☆☆☆
竹岡元官房長から1冊、贈呈されました。感動とともに三人の方々のご意見を拝読させていただだきました。小池さんのおはなしも直接うかがったことがあります。箕輪さんのご逝去を悼みます。合掌

投稿者:女性

評価: ☆☆☆☆
説得力のある発言に接して目からウロコの思いでした。また勇気ある発言と行動に感動しました。よい本でした。

著者プロフィール

箕輪 登 ミノワノボル

1924年、北海道小樽市生まれ。
北海道大学医学専門部を卒業し、医師になる。1967年以来、衆議院議員として8期連続当選。防衛政務次官、郵政大臣などを歴任し、1990年に引退。
2004年1月、自衛隊イラク派兵の差し止めを求める訴訟を起こすが、2006年5月、死去。

小池 清彦 コイケキヨヒコ

1937年、新潟県加茂市生まれ。
1960年、東京大学法学部を卒業し、防衛庁に入庁。。英国立国防大学に留学後、防衛局計画官、官房防衛審議官、防衛研究所長、教育訓練局長を歴任し、 1992年、退官。1995年、加茂市長に当選し、現在3期目。

竹岡 勝美 タケオカカツミ

1923年、京都府亀岡市生まれ。
1948年、京都大学法学部卒業。同年国家地方警察本部に上級職として入庁。岡山、鳥取両県の県警本部長を歴任。
1976年、防衛庁人事教育局長に。その後、官房長、調達実施本部長を経て、1980年、退官。

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朝日新聞[2007年3月25日]読書面に紹介