あるすてねこさんのおはなし
著 者 | はしもと えりこ[絵]・うすい あさみ[作] |
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ISBN | 978-4-7803-1166-2 C8793 |
判 型 | 190mm×190mm上製 |
ページ数 | 32頁 |
発行年月日 | 2021年07月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
獣医師が描く切実な命の物語
ある日、突然、捨てられて、ひとりで生きなければならなくなった白猫さんのお話です。
猫もあなたと同じ、悲しい、寂しいと感じる、お腹も空く。子どもたちがそれを知るだけできっと世の中は変わります。
「残念ながら日本には動物の問題に関しての教育がなく、大人になっても現実を知らないままの方もたくさんいます。子どもたちにきちんと伝え、知ってもらうことは、負の連鎖をなくすために、何よりもだいじなことです。どうすれば『命』を大切にできるようになるのか?この絵本が、そんな対話のきっかけになることを心から願っております。」
投稿者:女性 40歳代 パート
評価:☆☆☆☆☆
ボランティアでお世話に行っている保護部屋に新しく置かれた絵本でした。
読み出しからなんとなく結末はわかり、苦しくなるのはわかっていたのですが、自分は目を通さないといけませんでした。かつて、自分が中学生の頃、親の離婚で引っ越しの際、まさに飼っていた猫、しかも6匹ほどみんな置き去りにしました。もちろん、母親に連れて行きたいと言いましたが、無理に決まってるやろ!と怒鳴られそのまま置き去るを得ませんでした。最初はやはり気になり、ご飯を持って見に行ったりもしていましたが、次第に罪悪感が生まれてきて見に行くことも出来なくなりました。それから40年近く経ちますが、あの子たちへの罪の意識は消えません。この絵本を読んでいくうちに涙が溢れてしまいました。リミーごめんね、ミケごめんね、ブチごめんね、小暮ごめんね、みんなみんなごめんなさい。本来なら、自分のような人間は二度と飼うべきではないと思います。でも、あの子たちへ何とか償いをしたいという思いが強く、次に出逢った子、次に猫と関わっていくことになった時は、猫のために生きていくと決めていました。現在、猫のために生きているのかは疑問ですが、私なりに猫中心の生活を送っています。これがあの子たちへのせめてもの償いだと思っています。
この絵本は私には心をえぐられる内容でした。でもこの絵本は多くのかたに読んでいただきたいです。
残酷だけど素敵な作品をありがとうございました。
投稿者:女性 50歳代 精神保健福祉士
評価:☆☆☆☆☆
孫に絵本を送る為にサイトを登録しました。いま猫を飼っています。猫の日の絵本紹介でこの絵本と出会いました。内容を見ると可哀想で買うのが怖かったのですが、この絵本を買う事で困った猫の手助けが出来ればと思い購入しました。結婚前に実家で飼っていた猫は保護猫を譲っていただきました。私の歳ではいまの猫を飼う事が最後だと思っています。私の出来る事は限られているとは思いますが、少しでも助けを必要とする猫の力になりたいと思っています。
投稿者:女性 30歳代 派遣社員
評価:☆☆☆☆☆
号泣しました?それまでの私は動物にはドライで『人間社会だもん、可哀想だけど仕方なくない?』という考えでした。動物保護の活動をされてる方々の熱意に一歩ひいてしまう自分がいました。でもこの本が根底からそれを覆しました。『猫はかしこいから』と身勝手極まりない理由ですてられた猫。外の世界を知らないから当然生きていけるはずもなく。かつて可愛がられた人間には汚いと蹴られ、自動車にも跳ねられ最後には人知れず絶命します。捨てられたと理解しても『ママに会いたい』と願う純真さ、無力さにただ泣きました。あんなにフワフワだった毛並みは汚れ、痒さと痛みと空腹で死んでいく。最初のページにはブラシやタオルもありますね。きっといらないもの全部捨てて行ったのでしょう。こんな猫を増やしたくない。この本を少しでも広めていきます。tnr活動も続けていきたいと感じました。
投稿者:女性 40歳代 会社員
評価:☆☆☆☆☆
大号泣しました。これは現実だし、しかも沢山の猫さんがこのような生きづらい毎日を送っている。。
日本でも世界でも沢山の動物が人間によって苦しめられているのを変えれる1冊だと思います。子供に分かりやすいというのは大人にもわかりやすい。大人にこそ是非読んで欲しいです!
投稿者:女性 60歳代 歯科衛生士
評価:☆☆☆☆☆
切ないです。涙がとまりません。
人間の勝手に翻弄される猫達。
それでも、自分を捨てた飼い主を待ち続けて空へと登って行く愛おしい命。
どうか悲しい想いをする猫達が少しでも減りますように。
自分の都合で、愛おしい命を見捨てる勝手な飼い主が減りますように。
そう願ってやみません。
投稿者:男性 50歳代 アニメーション監督
評価:☆☆☆☆☆
イエネコは野生動物じゃない。外では生きられない。
だから本当に、イエネコを捨てないでください。
猫を捨てる人の気持ちは、実は全く理解できません。でもこの絵本を子供の時に読んだら、きっと猫を安易に飼ったり捨てたりしない人が増えると思います。だからこの絵本を多くの子供達が読むことを切に願います。
日本中の小学校図書室に置いて、読まさせて欲しいです。
2ページと3ページでいきなり泣けました。賢いゆえに健気すぎる猫…。身勝手過ぎる人間の行為のせいで、いつも被害を被るのは賢い猫の方。
イエネコは外では生きられないという事実を、世界中の人間が正しく知識として持つ時代が来るのを望んでやみません。
うすいさんとはしもとさん、とても良い絵本をありがとうございました。
投稿者:女性 20歳代 会社員
評価:☆☆☆☆☆
私も、TNR活動まではやりきれてませんが、この世の中、動物を捨てる行為や、
虐待などが耐えないですね。
私も色んなネット情報などみて猫ちゃんをもしお迎えるなら保護猫カフェから幸せ
にしてあげたい。先住猫ちゃんが居てこの子も保護猫です。
一緒に過ごし始めて10年位経とうとしてます。
捨てる人の気がしれません。
この本をもっと色んな人に読んで学んで欲しいなと思いました。
投稿者:女性 50歳代 パート主婦
評価:☆☆☆☆☆
読んでいて、涙、涙、涙です。何度読んでも泣いてしまう悲しいお話しです。悲しいですが、こんな現実も実際にある、と言う事を知らないといけないと思います。
絵本になる前から YouTubeで何度も何度もみては、泣きました。
自分の大切な家族を 自分勝手に捨ててはいけない。物ではありません。尊い命です。
家族を迎える時には、何があっても最期迄 看ると言う覚悟が出来なければ迎えては いけないと思います。お互い辛く、不幸になるだけなので。
家族として迎えた子達(長生きして、天寿を全うした子達も含む)本当に測り知れない幸せを与えてくれ、癒やしてくれ、寄り添ってくれます。
とても大切で、ずっとずっと長生きして欲しいと思いながら、生活しています。
この絵本が沢山の人達に読んでもらえたら、知ってもらえたら、と心から思います。
第一段のお母さんのらねこのおはなしも クラウドファンディングから応援し、YouTubeでみて、一般購入も致しました。
お話しは、悲しいですが これからも頑張って欲しいと思います。
長くなり、すみませんでした。絵本が出来るのを心待ちにしていたので、出来上がって良かったです。3冊購入致しました。
はしもと えりこ
大阪府立大学農学部獣医学科卒業。大阪市内の動物病院、天美動物診療所勤務後、2018年Happy Tabby Clinic開院。2019年一般社団法人Happy Tabby設立。野生動物に憧れて獣医師になったが、働くなかで猫の過剰繁殖により引き起こされる諸問題やその解決に奔走するボランティアの姿を目の当たりにし、獣医師がすべきこと、だからこそできることを模索し、現在に至る。
うすい あさみ
一般社団法人Happy Tabby設立時社員。