ある晴れた日の園庭で
続・うしろすがたが教えてくれた
著 者 | 清水 玲子 |
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ISBN | 978-4-7803-1288-1 C0037 |
判 型 | 四六判 |
ページ数 | 204頁 |
発行年月日 | 2023年08月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
前作『うしろすがたが教えてくれた』刊行から三年。
この三年、世界のこれまでにない危機のなかでも、子どもは毎日あそび、笑い、泣いて育っています。保育園も、もみくちゃになりながら、それでもがんばってその育ちをだいじに紡いできました。かけがえのないその日々をあなたといっしょに確かめたい。
いまだからこそお届けしたい、清水玲子さんの保育エッセイ最新刊。
はじめに
◎どんなときも子どもから出発する
Mちゃんの「いっぱーい」
年長組はつらいよ
おとなのことばの威力
保育園で子どもが学んでいること
子どもの思いがわかった瞬間
子どもの側に立つことをあらためて教えてくれる子どもたち
ぶっつけ本番
思いがけない涙のわけ
一歳児の心の揺れにおとなも揺れる
よろこびを分かち合えるしあわせ
三〇年前につかんだ子どもの悲しみを思い続ける
大きな贈り物
Yくんのほんとうの気持ち
子ども目線のメリハリ
保育園の昼寝
ある晴れた日の園庭で
散歩先が決まるまでの長い道のり
やってはいけないということを子どもがしたとき
◎嵐のなかで
コロナでもこいのぼりは泳ぐ
コロナの真っただなかで
コロナ禍での働く人への補償
これまで通りにできないいまだからこそ
保護者とともにすすむと決意した保育園
コロナのなかの救助の船
コロナとのもうひとつのたたかい
◎いたずらの入るすきま
第二の断乳?
いたずらの入るすきま
ちょっと危険なあそびの思い出
わが子であっても別の人、と知る瞬間
わが子の泣きと“和解” するまで
中学校のトイレの壁の穴と子どもの人権
子どもたちがおひさまをたっぷり浴びて存分にあそぶ権利
散歩での子どもの置き忘れ
◎困難を切り開く鍵
3・11 で流された福島県いわき市の保育園の再開
それでもWebでつながった福島合研
担任の保育士に常勤者がいなくてほんとうにいいの?
保育園の存在意義の証明
ザリガニに聞かせる子守唄
雪国の保育の完全装備
それでも保育園の毎日はドラマの宝庫
「保育園での虐待」ニュースの波紋
“「不適切保育」のニュース” をどう考える?(その1)
“「不適切保育」のニュース” をどう考える?(その2)
おわりに
清水 玲子
1947年、埼玉県に生まれる。元東洋大学ライフデザイン学部教授。元帝京大学教授。乳児保育、保育原理などを担当。
保育実践研究会代表・さんこうほれんメンバー。