
ウェルビーイングな学校をつくる
学校福祉と学校福祉士
著 者 | 鈴木 庸裕 |
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ISBN | 978-4-7803-1381-9 C0037 |
判 型 | A5判 |
ページ数 | 128頁 |
発行年月日 | 2025年07月 |
価 格 | 定価(本体価格1,600円+税) |
ジャンル |
全ての支援を包み込む共通言語を探求します
教育、福祉、心理の視点から、子どもと学校が抱える福祉的課題に総合的にアプローチできる専門性を持った援助職を「学校福祉士」と呼び、その養成が始まった。多職種がチームで取り組む上で必要な言葉・技術・資質とは何か。
【本書の6つのねらい】
①「チームとしての学校」の担い手をつくる
②「ひとりでがんばらない」働き方改革
③子ども・保護者が求める多職種協働
④多職種の専門職が協力しあえる「場」と体制
⑤学校という場で実践する意味を問い直す
⑥生徒指導から生徒支援へ
【ねらいの実現のために】
◯専門性の異なる多職種が協働できるための
◯子どもや保護者にもリアルに届けられる
◯「上から下へ」の支援の言葉に代わる
◯学校と福祉・心理との共通言語を探る試み
第1章 子どもたちはなにを求めているのか
第1節 謙虚な問いかけが子ども理解を深める
第2節 多職種協働における資質・能力─学校福祉の視点
第2章 学校と福祉・心理をつなぐ「ことば」
第3章 学校福祉の視点─どんなときに協働が始まるのか
第1節 保護者の葛藤が協働を橋渡しする
第2節 見立て(アセスメント)をチームづくりにつなぐ
第3節 俯瞰し、一歩下がってものを見る
第4節 仮説・検証・調査
子ども・家庭・地域・学校に関わる援助職は多職種であり、専門性もバラバラなまま関わっている現状に対して、それぞれの視点や技術の独自性を生かしつつ、いかに共同の取り組みが進められるのかを問うキーワードが「学校福祉士」です。
鈴木 庸裕
日本福祉大学教授。子どもの生活指導研究から、学校の社会的な機能に着目し、スクールソーシャルワークの研究とワーカーの養成に携わっている。