被爆80年:核抑止との決別

被爆80年:核抑止との決別

被爆者とともに被爆の実相を語り広げる

著 者

冨田 宏治

ISBN

978-4-7803-1382-6 C0031

判 型

四六判

ページ数

144頁

発行年月日

2025年06月

価 格

定価(本体価格1,400円+税)

ジャンル

平和・平和教育

人間力向上の具体的手段の共有と、核軍縮・不拡散体制強化へ
一方で核兵器禁止条約ができて批准も広がるが、他方で核兵器で脅迫する国もあらわれ、抑止力として必要だとの声も高まる。核兵器のない世界に不可欠な核抑止力批判へ、被爆の実相を広げる意味を語るとともに、今年3月に抑止力批判をテーマに開かれた国連会議の資料を満載し、理論的批判の到達を伝える。


「原子爆弾が何を人間にもたらすか」「核抑止論を、乗り越えるために」被爆者は、使命を持って人性を語り続ける。私たちの望む未来をつくるために、私たちの悲劇(人間の負の遺産)を語り続ける目的を論理化する。

1 ノーベル平和賞の意味 人間の尊厳を
2 「被爆の実相」を知るということ
3 核抑止力とは何なのか、どう克服するのか
4 「核戦争阻止」の課題を掲げて
5 希望の光としての核兵器禁止条約
6 大国の横暴を許さない世界
7 日本が核兵器禁止条約に参加する意義
8 核兵器禁止条約第3回締約国会議の意義 「政治宣言」の採択をふまえて

冨田 宏治
原水爆禁止世界大会起草委員長、関西学院大学法学部教授・政治学者(専攻は日本政治思想)。

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