2013年5月28日
日曜日は、神戸の元町映画館で、「ひまわり」を観た。「あまちゃん」ではかわいい能年玲奈ちゃん、映画では大人っぽかったなあ。
昼食後、映画を観た方のうち、希望者が残ってトークと討論。私が沖縄問題でトークするということだった。リアルな映画を観たあと、私の話を聞きたいという人がそんなにいるはずはないと思って会場に向かったら、20人ほどがいてびっくり。突然、緊張……。
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2013年5月27日
一面左肩で、「保革漂流」という5回連載がありました。その3回目(14日付)で、私と本のことが以下のように紹介されていますので、お知らせしておきます。書評は別途、載せていただけるそうで、期待しています。
「憲法九条の軍事戦略」(平凡社)。一見矛盾するタイトルの新書が注目を集めている。
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2013年5月24日
司法の世界というのは、現実の政治を反映するものである。国際司法も同じだ。
集団的自衛権の濫用が続いた冷戦期の現実が反映したのが、1986年、国際司法裁判所がニカラグア事件をめぐって下した判決である。アメリカによる武力攻撃をうけたニカラグアがアメリカを訴えたものである。この事件では、アメリカは、集団的自衛権だから合法だと主張したが、裁判所はその訴えを退けた。
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2013年5月23日
集団的自衛権が大きな転機を迎えるのは21世紀に入ってから。そう、9.11テロに際してである。
あのテロの翌日、国連安保理は会議を開き、採択した決議前文で、個別的・集団的自衛権をオーソライズした。湾岸戦争のときと同様、安保理は、国連がこの問題に関与し続けると宣言し、ビン・ラディンの引き渡しをタリバン政権に求め、経済制裁を開始した。
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2013年5月22日
冷戦の終了とともに、集団的自衛権をめぐる状況は様変わりする。そのスタートとなったのは湾岸戦争だった。
イラクがクウェートを侵略し、最後は、多国籍軍がイラクを占領地から追い出すための戦争をした。その戦争のことである。
この湾岸戦争、冷戦の終了で安保理が機能することになったことで記憶されているが、集団的自衛権という問題でも大転換をもたらした。なぜかというと、安保理は、クウェートからの撤退をもとめた最初の決議で、加盟国が個別的および集団的自衛の固有の権利をもっているとのべ、事実上、集団的自衛権をオーソライズしたからである。
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