ICFを活用した介護過程と個別支援計画

高齢者・障害者の意思決定支援と本人中心型の計画づくり

編著者

大阪障害者センター

ICFを用いた個別支援計画策定プログラム開発検討会

ISBN

978-4-7803-1028-3 C0036

判 型

B5判

ページ数

120頁

発行年月日

2019年08月

価 格

定価(本体価格2,400円+税)

ジャンル

障害児教育・保育・療育

障害者福祉・介護現場で役に立つと好評の『本人主体の「個別支援計画」ワークブック-ICF活用のすすめ』(5刷)の続編として刊行する、高齢者介護と高齢化する障害者の福祉とを結ぶ実践的テキスト。本人のさまざまな表象に隠れている生活課題や希望や意思を理解し、支援計画に結びつけるための方法がトータルに身につきます。

第1章 「介護過程」「個別支援計画」になぜICFを用いるのか
 1)ICFの視点とは
 2)ICFを活用することのメリット
第2章 ICFを活用するための基礎知識
 1)ICFの6要素を理解する
 2)加齢によるこころとからだのしくみの変化を理解する[脳・神経系/聴覚/視覚/呼吸器/心臓・血管系/消化器系/腎臓系/運動器系/内分泌系/皮膚]
 3)ライフサイクルの課題とは何か
 4)ICF-CYの特徴
第3章 意思決定支援について
 1)意思決定支援とは何か
 2)意思決定を尊重する~必要な支援を作り出すためには
第4章 ICFを活用してみよう-ICF支援プロセスシートの作成
 1)支援プロセスシート作成のための生データの理解
 2)支援プロセスシートの書き方[フェイスシート/ICF情報整理シート/ICF精神機能分類シート/ICF疾患関連図/ICFアセスメントシート/支援計画シート]
第5章 対象者の主観的体験から生活課題を引き出す支援計画を立案する
 1)主観的体験とは何か
 2)主観的体験から障害をとらえる
 3)主観的体験から、意欲・希望に変換する
 4) 意欲・希望から生活課題(ニーズ)を引き出す
 5)生活課題(ニーズ)とは何か
 6)目標とは何か
 7)目標の設定
 8)支援計画の立案 
第6章 評価
 1)評価とは何か
 2)援助計画実施後の評価方法
 3)誰のための評価か
第7章 ICFを活用した取り組みの実際
 1)ICFを活用した高齢期の支援
 2)ICFを活用した取り組み-Bさんの事例
 3)ICFを活用した取り組み-Cさんの事例
資料 ICF疾患関連図①~⑨

5刷を重ねている『本人主体の「個別支援計画」ワークブック』(2014年)の姉妹編として、同じ筆者グループによる応用編。障害者・高齢者それぞれの領域で求められる新しい介護・福祉像にこたえる実践的な手引き書です。
これまでになかったICFを活用した福祉・医療・介護・看護が総掛かりで取り組む本人中心のケアとカンファレンスの手引き。

本書2頁の筆者一覧に誤字がありました。
第6章 兵藤正浩(誤)→兵頭正浩(正)
お詫びして訂正いたします。

大阪障害者センター・編集委員会
大阪府下の障害福祉施設・法人によって設立されたNPO。当事者・家族、職員・施設の願いに根ざした研究・調査を続けている。著作も多数。
 
ICFを用いた個別支援計画策定プログラム開発検討会
大阪健康福祉短期大学の協力の下、介護福祉・看護・障害者福祉の研究者と施設職員・法人運営管理者によってつくられた研究会。

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