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核の大分岐

核の大分岐

既存秩序の溶解か 新規秩序の形成か

カクノダイブンキ

著 者
ISBN
978-4-7803-1159-4 C0031
判 型
四六判
ページ数
192頁
発行年月日
2021年06月
価 格
定価(本体価格1,500円+税)
ジャンル

内容

共同通信大型連載の書籍化
核問題の権威が、核兵器の増強か不拡散か禁止かで揺れ動く核政策の現場を取材し、様々な判断を下してきた当事者への綿密なインタビューを交え、核の岐路に立つ世界をリアルに描く。

目次

1章
腐食するNPT
2章
核の火薬庫
3章
日本とNPT
4章
アメリカとイラン
5章
日米核同盟
6章
検証・米朝交渉
7章
中国の核
コラム
被爆者の告発
8章
未知なるリスク

営業から

トランプ大統領のもと、世界の核をめぐる秩序は激しく乱れました。そしてそれはバイデン氏が大統領になった現在もおさまることなく、より大きくなっています。
北朝鮮やイランの核問題を前に核拡散防止条約(NPT)体制は綻び、米中を筆頭とした大国同士の不和やAI・ドローンなどの新技術の台頭がそこに複雑に絡み、世界の核兵器使用のリスクは高まっています。そんな中でも核兵器禁止条約を無視し、核の傘に身をゆだねる日本…。
世界は、今まさに核兵器の大分岐時代を迎えています。 
本書では、世界の核兵器事情を俯瞰し、おおきな分岐となる要因を分析、NPT体制の綻び/インドとパキスタンの核危機/北朝鮮の核問題/イランの核開発/中国の核の現状/核同盟化する日米同盟、という6つのテーマでそれに迫ります。
核兵器をめぐる現状をただ分析するだけではありません。インド・パキスタン・中国の各大使や米国務長官、米大統領補佐官、NPT会議再検討会議議長、国連事務次長といった重要事件の中心にいたキーマンを探り当て、取材と検証を重ね、事実を確かにするとともに、当事者の肉声から生々しい現場を浮き彫りにしています。 
本書は、2020年から1年をかけて配信された共同通信の大型連載を加筆、整理して1冊にまとめたものです。それゆえこれだけの人物への取材も可能になりました。 
著者は、核問題の権威で著者も多数刊行し、報道ステーションにも出演されている太田昌克氏。 
現在の核問題を総合的に知ることができるだけでなく、スリリングなドキュメンタリーとしても読むことができる1冊です。

著者プロフィール

太田 昌克 オオタマサカツ

早稲田大学政治経済学部卒、新政策研究大学院大学で博士号。共同通信社に入社し、広島支局を皮切りに外信部、政治部、ワシントン特派員などを歴任。現在は同社編集委員・論説委員、早稲田大・長崎大客員教授。

関連情報

神戸新聞
[21年8月7日]に紹介