マルクスの心を聴く旅

マルクスの心を聴く旅

若者よ、マルクスを読もう(番外編)

著 者

内田 樹・石川 康宏・池田 香代子

ISBN

978-4-7803-0856-3 C0030

判 型

四六判

ページ数

240頁

発行年月日

2016年09月

価 格

定価(本体価格1,600円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

1、2巻目とも大好評の「若者よ、マルクスを読もう」の番外編。今回はなんと、マルクスが生まれ、革命に身を投じたドイツ、「資本論」が誕生したイギリスへと旅してきました。
のちの時代に勝手に解釈されたマルクスではなく、マルクスが当時、何を見て、どう捉えていたのかを肌で感じて、内田さんと石川さんの対談が盛り上がりました。グリム翻訳家で名高い池田さんも参加して、グリム(兄)とマルクスの交錯を語ります。

第一部 ドイツ編 対談1:マルクスを時代背景のなかで読むこと
第二部 グリム編 講演:ドイツ三月革命(1848年)とフランクフルト憲法
第三部 イギリス編 対談2:『資本論』を生んだ地で資本主義を考える

投稿者:男性・69歳
評価:☆☆☆☆
本書にある旅行を知っていたら参加したかったと思った。「19世紀のマルクス」「20世紀のマルクス」はとても興味深い。マルクス主義がカナダでどう展開したのか知りたいですね。再び「資本論」に挑戦。

内田 樹
1950年生まれ。 東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。 専門は、フランス現代思想、映画論、武道論。『日本辺境論』で2010年日本新書大賞受賞。
ブログ: 内田樹の研究室
 
石川 康宏
1957年生まれ。
立命館大学2部経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科卒業。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門は、経済理論。
ブログ:はげしく学び はげしく遊ぶ
 
池田 香代子
ドイツ文学者、児童文学者、翻訳家、エッセイスト、平和運動家。世界平和アピール七人委員会メンバー。

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