9条「加憲」案への対抗軸を探る

著 者

伊勢崎 賢治・伊藤 真・松竹 伸幸・山尾 志桜里

ISBN

978-4-7803-0968-3 C0036

判 型

四六判

ページ数

176頁

発行年月日

2018年06月

価 格

定価(本体価格1,400円+税)

ジャンル

政治・社会・労働

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安倍首相の「魔球」を前にして反発し合うのか協力し合うのか
国民多数が憲法の平和主義も自衛隊も支持していることをふまえ、1項も2項もそのままで自衛隊だけを明記する「加憲」案。
伝統的な護憲派、新9 条論者、改憲的護憲や立憲的改憲の提唱者が相互に相手を批判しつつも、協力の道を探った。

第一部 私の対抗軸
「戦力」による人道法違反を裁く法体系を(伊勢﨑賢治)
自衛隊違憲論には立憲的意義がある(伊藤真)
現行9条と自衛隊が共存する道を探る(松竹伸幸)
「立憲的改憲」で国民の議論を成熟させる(山尾志桜里)
第二部 公開討論会
一、立憲主義と自衛権をめぐって
二、日本が人道法違反を犯すことへの対処は
三、法律でできることと憲法改正が必要なこと
四、立場が違っても協力し合えるのか 
第三部 今後の課題
安倍加憲反対の豊かなバリエーションへ(山尾志桜里)
団結する姿勢は改憲派に学べ(松竹伸幸)
文民統制の機能不全(伊藤真)
護憲派はポピュリズムから脱却せよ

伊勢崎 賢治
元国連平和維持軍武装解除部長・現東京外大教授
東チモールで県知事として国連平和維持軍(PKO)を統括(2000年〜)
シェラネオネでPKO武装解除部長として5万人から武器取り上げ(2001年〜)
アフガニスタンで日本政府代表として6万余人を武装解除(2003年〜)
 
伊藤 真
伊藤塾塾長・弁護士・法学館法律事務所所長・法学館憲法研究所所長、日弁連憲法問題対策本部副本部長世話人。
 
松竹 伸幸
日本平和学会会員、日本ジャーナリスト会議出版部会世話人
 
山尾 志桜里
初代アニー。東大法学部卒、検察官を経て、衆議院議員。衆議院憲法審査会委員。立憲民主党憲法調査会役員。

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