2016年1月14日

 週末から週明けまで、いろいろな人にお会いします。そして、来週の火曜日には福島のいわき市まで行き、最終の新幹線で京都まで帰ってくるというハードスケジュールです。

 明日は、朝6時過ぎの新幹線に乗って、まず国会議員会館へ。安倍さんの安全保障路線に対抗する新しいものをつくりたいと考える人がいるんですね。よく話し合ってきます。

 その後、歴史書でも有名な大出版社の編集者の方とお会いします。私が書いている『自虐も栄光も超えて 安倍晋三氏への手紙』は、歴史書ではなく歴史を素材にした政治論(安倍批判)なんですが、素材になっている歴史問題で間違いがあると、主題である政治論の信用性がなくなるので、読んでもらってご意見をいただくのです。ありがとうございます。

 それを前後して、かもがわ出版が後援する3.11福島ツアー関連の打合せとか、相談とか。これって、ご存じですよね。

 1年目の3.11のとき、「この日は福島で過ごさなければならない」と思い、蓮池透さん(福島第一原発の保守管理をされていた)の講演会、伊勢崎賢治さんのジャズセッションを計画したんです。被災者向けの無料のイベントだったので、交通費や謝礼を捻出しようと旅行社をしている友だちに相談したら、全国から福島を訪ねるツアーをやるから、その費用で企画をやったらいいというありがたい申し出があって、やったんですよ。

 それ以降、2年目、3年目もやりました。現地でその時期にふさわしいイベントをやって、ツアーを実施する。参加者は、福島の現在を知ることができて、現地の人たちとも交流できてという企画になりました。

 4年目は、私が「生業訴訟」にかかわって、2カ月に1度の講演会を福島市でやっていたので中止。でも5年目ははずせないよなという圧力もあり、3月後半はマルクスツアーでドイツ、イギリスに行くので忙しいんだけれども、やることにしたんです。

 で、明日は、ツアー1日目の企画の相談です。5年のなかではじめていわき市で企画をすることになり、「あの日から5年、3.11の夕べ」と名づけ、自分でチラシをつくりました。

5年目の3.11チラシ

 見ていただければ分かるように、前半は寺尾紗穂さんのピアノ弾き語り。昨年6月『原発労働者』(講談社新書)を上梓した寺尾さんは、実はシンガーソングライターです。本を書くのにいわき市を訪れたこともある寺尾さんに、本に込めた脱原発の思いを語り、弾いてもらいます。

 後半は、池田香代子さんが現地の人々のお話を伺い、交流します。5年目ですからね、みなさんどんな気持ちで過ごしておられるのか、とっても知りたいです。

 ツアーは、この日の朝バスで東京を出て(いわき市駅で合流も可)、もちろん2時46分にはどこかで黙祷をして、いわき市内をいろいろ見て回ります。

 2日目、3日目のことは、また別に記事を書きます。参加されたい方は、旅行社「たびせん・つなぐ」(03-5577-6300)に申し込んでください。札幌から飛行機で来るツアーもあります。こちらの旅行社は「旅システム」(011-742-2260)です。