2016年10月13日

 道徳の本、2018年の発行に向け、努力することになりました。さすがに教科書は無理ですが、学校図書館向けの本で、哲学の有名な先生に監修をお願いする予定です。

 この間、ブログでこのテーマで書いて、それをフェイスブックにアップしたら、学校の先生などから、「こんな本を使ってやっている」などのコメントがありました。たいへん勉強になっています。

 本気でつくることにしたので、監修の先生の問題意識を高めてもらうためにも、いろいろなことを知りたいと思っています。これを読んでいる方、とくに学校の先生などから、メールその他でご意見をいただけるとうれしいです。

 いまは教科書がないわけで、どんなテキストを使っているのか、ということもありますよね。関連して、なぜそのテキストにしたのかという理由。そこに、先生の問題意識がひそんでいると思うので。

 実際にどんな授業をしているかも大事かな。毎回、テーマを決めるんでしょうか。1年間を通じて、どんなテーマ設定をするんですか?

 スタイルは? 文科省は、「考え、議論する」ことを重視していて、おそらく実際の授業も、考えさせるような問題を出して、生徒に議論させるんでしょうね。マイケル・サンデルのようなやり方でしょうか。

 「考え、議論する」って、「修身の復活だ」とか「価値観の押しつけだ」という批判を考慮した対応だと思うんですが、実際にどうなのでしょう。議論した結果として、先生の考え方を押しつけるんですか? それとも、先生と生徒の考え方が異なっても、生徒の考え方が違っても、どれも尊重するという感じなのですか?

 それと関連するんですが、先生がいちばん困るのは、「評価」だと思うんです。数字で評価するのでなく文章で評価することになるとされていますが、何が評価の基準になるんでしょうか。先生の考え方と異なっても評価は高いというような場合もあるんでしょうか。

 その他、大事に思っていることなど、教えてください。1年以上準備期間があるので、ゆっくりでもいいです(早いに越したことはありませんが)。

 さて、国会では、南スーダン問題の論戦が開始されていますね。政府は、南スーダン情勢は安定しているという一本槍で、自衛隊が交戦現場に派遣されているという本質的な問題の議論を回避しているように見えます。しかし、安定しているなら警護のために駆けつける必要もないわけで、何のために新任務を与えるのか、さっぱり見えてきません。ごまかしで自衛官の命が危険にさらされるのだけは止めてほしいと思います。