2014年1月16日

 こういうタイトルで、かもがわ出版が後援し、3月9日に実施します。主催は、同実行委員会。チラシをご覧ください。

fukushima14.03.09

 3.11を前後して福島で開く企画は、これで3回目。当然ですよね。3年目ですから。

 ご存じの方もいるかと思いますが、この企画、うちの著者でもある伊勢﨑賢治さん(東京外大教授、元シエラレオネ国連平和維持軍武装解除部長)が、被災後の福島に入り、支援活動を開始したところから始まりました。伊勢﨑さん、「ジャズヒケシ(紛争の火を消すわけですね)」と銘打って、大好きなトランペットを吹いてきたわけですが、私の友人たちが実行委員会を組織して、震災の年の秋、阪神大震災の被災地である神戸で、「福島にふるさとを捨てさせない」をスローガンにジャズコンサートをやったんです。南相馬の原町高校をネットで中継したりしてね。

 そのあと、次のジャズヒケシをどこでやるかを考えたとき、やはり福島、それも浜通りしか考えつかなかったんです。それで浜通りにでかけ、現地の人たちの話を伺ったうえで、蓮池透さんの講演と、伊勢﨑賢治さんのジャズヒケシをやりました。原町高校のブラスバンドが出演したり、同高出身のプロのドラマーが伊勢﨑さんと共演したり、なかなか魅力的な企画になりました。

 2年目の去年は、同じ場所で、シンポジウム。池田香代子さん、清水修二さん、齋藤紀さんに出演していただき、福島再生の可能性を論じてもらいました。これは、「福島再生」というタイトルで、本にもなっています。

 そして3年目が、チラシにあるような企画です。ZABADAKといい、あまちゃんの大友良英さんを生んだ福島高校ジャズ研究部といい、お話しする人の顔ぶれといい、なかなかでしょ。それなりに緊張した暮らし、子育てを強いられている福島の家族のみなさんにとって、ホッと一息つける企画になればと思います。

 いつものように、これに連動したツアーも実施されます。3月9日のこの企画に参加した上で、浜通りに向かい、今回は事故を起こした第一原発が見られる場所まで行きます。そして、3.11の2時46分、慰霊祭の会場で黙祷して帰路につくというスケジュールです。

 参加をご希望の方は、以下の旅行社までどうぞ(たびせん・つなぐ 電話 03−5577−6300)。東京発と京都発の2種類があり、東京発の場合は、8日(土)と9日(日)という行き方もできます。