2014年2月10日
それを読みたいと思ってくれる人、いるかなあ。是非つくりたいです。
なんというか、事前の予想報道の通りでしたね。前回の都知事選の通りというか、宇都宮さんの得票は選挙の構図に影響を受けずに、100万票足らずで変わらず。猪瀬さんの獲得した保守400万票から、リベラルな方が細川さんに流れ、極端な右派が田母神さんに流れ、という感じでしょうか
いまの保守の流れはかなり強固だということでしょう。秘密保護法などの闘争があり、矛盾があっても、安倍さんが進める路線を突き崩すには、主体の側の再構築が必要だと感じます。
選挙期間中のブログでは、今回の選挙の意味は、選挙後に、まともな保守とまともな革新が協力し合う流れがつくれるかどうかにあることを書いてきました。それが実現したとしても、安倍さんに対抗する力をつくるにはまだまだ足りないというのが選挙結果ですが、しかしそれでも、その必要性と可能性を示した結果だとは感じます。
そして、その実現に向けて、第一歩を象徴するのが、宇都宮さんと細川さんの握手にあると思うんです。どうでしょうか?
問題は、双方の「やる気」です。宇都宮さんからは、すでに選挙後の細川さんとの協力の意思表示がされていますよね。細川さんはどうなんでしょうか。少なくとも、選挙に負けたから、脱原発の活動を止めるということではないでしょう。小泉さんは、引き続きがんばると言っていますしね。
細川さんの100万票近い得票は、保守の側にも、ちゃんとした「旗印」があれば、いまの安倍政治に対抗したいという流れがあることを示したと思います。それを何らかの形で維持しなければならない。そのうえに、保守と革新が極力し合う「旗印」まで立てなければならない。
容易な仕事ではないと思います。でも、これをやらなければ、脱原発とか護憲とかは、世論の上での多数にとどまることになる。
ということで、出版社がやれるのは、本を出すことだけです。どなたか、細川さんに働きかけられる人をご存じありませんか?