2014年11月10日

 6月に発足した「自衛隊を活かす会」は、「「護憲」を超えて」を共通テーマにして、これまで3回のシンポジウムを開いてきました。本日、第4回目のシンポの開催をホームページで告知しましたので、このブログでもご紹介しておきます。

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 これまでは主に国際貢献分野でやってきました。1回目は「自衛隊の可能性:国際貢献の現場から」、2回目は「対テロ戦争における日本の役割と自衛隊」、3回目は「防衛のプロが語る15事例のリアリティ」でした。それぞれの専門研究者はもちろん、元幹部自衛官にご協力いただき、議論を深めてきました。

 今回のシンポジウムからは、いよいよ「日本防衛」を議論する段階に入ってきます。お迎えするゲストは、植木千可子さん(早稲田大学国際学術員教授。専門は国際関係論、安全保障論)と小原凡司さん(東京財団研究員。元海上自衛隊第21航空隊司令・中国駐在官)です。「会」の呼びかけ人(柳澤協二・代表、伊勢﨑賢治、加藤朗)を含め議論します。

 議論のテーマは、「新たな米中関係と日本の安全保障」。報告するのは4人で、テーマは以下の通りです。柳澤さんは司会。

植木 「日米中関係をどう見るか──安定のカギとなるのは何か」
小原 「中国は日本との関係をどうしようとしているか、日本はどう対応すべきか」
伊勢﨑「中国・インド関係の現状から日本防衛のための教訓を汲み尽くす」
加藤 「日本は韓米の見本になるよう慰安婦に謝罪し、戦略関係を変化させるべきだ」
 
 チラシには書いていませんが、今回、年末でもあるし、「会」の活動も半年を迎えたこともあるし、大忘年会をやることにしました。場所は、シンポ会場のある日比谷公園内の日比谷サロー(旧名・茶廊)です。

 まあ、クリスマス前の大事な祝日をつぶして来られる参加者のみなさんへの感謝ですね。第3回までの内容をふまえ、国際貢献分野での「会」の提言づくりとか、それを収録した超大手出版社からの本の刊行準備も進んでいますので、そのあたりもご報告できればと思います。

 シンポと忘年会の申込みは、ホームページ上からお願いします。12月23日(火・祝)午後1時45分より、いつもの千代田区立日比谷図書文化館(大ホール)です。